別荘購入・移住前に知っておきたい軽井沢の各エリアの特徴まとめ
「軽井沢」と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?おそらく生い茂る木々と木漏れ日、苔むした雰囲気たっぷりの別荘地を思い浮かべるのではないでしょうか?
これも確かに軽井沢。ですが、実際によくよく見てみると、ほかにも様々な特徴的なエリアがあることに気づきます。各エリアを大きく区分するとざっくり「別荘向けのエリア」と「定住向けのエリア」に分けられます。今回は、まずはこれだけ知っておけば、軽井沢通!という代表的なエリアをご紹介していきましょう。
1 旧軽井沢エリア(別荘地)
言わずと知れた「軽井沢の高級別荘地」。名所の旧軽銀座は、観光で訪れたことのある方も多いかもしれません。その他にもショー記念礼拝堂、万平ホテルなど名所が集結。今も変わらないブランドエリアです。それゆえ、物件価格は軽井沢でもトップクラス。空きもなかなか出ず、出てきたとしてもすぐに埋まってしまうほどの人気。
ただ、ひとつ注意しなければいけないのが「湿気」です。冷たい空気と温かい空気が碓氷峠でぶつかり、町が鬱蒼と霧に包まれることもしばしば。軽井沢らしさではあるのですが、反面、別荘の一部がカビたり、洗濯物が乾かなかったりといったトラブルの原因にも。なので苔もあんなにびっしり生えているんですね。「湿気」というワード、別荘購入や移住を検討する際はかならず出てくるのでぜひ覚えておきましょう!
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2 新軽井沢エリア(別荘地/定住向け)
新幹線の通るJR「軽井沢駅」を中心に広がるエリア。アウトレット「軽井沢 プリンスショッピングプラザ」に、通りを埋め尽くすカフェやレストラン。歴史ある旧軽井沢とは対照的に、かなり都会的な街並み。買い物に訪れる観光客で賑わいます。銀行や郵便局といった町の機関、幼稚園やスーパーもあり、利便性も高いです。
北陸新幹線の開通で、東京までわずか75分という距離になりました。今後は移住・定住地として選ぶ人もどんどん増えてくるでしょう。中には、自然あふれる「矢ヶ崎」別荘地もあります。「東京⇄軽井沢の二拠点」という新しいライフスタイルをスタートするなら、ぜひ検討していただきたいエリアです。
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3 南ヶ丘・南原エリア(別荘地)
軽井沢駅から南西方面へ。旧軽井沢が由緒ある別荘地だとすれば、こちらは新興の高級別荘地。いわゆるニューリッチ層に人気のエリアです。と言ってもルーツ自体は決して浅くなく、数十年前から知識人などに愛されてきた、旧軽井沢のコミュニティとは少し異なる層が別荘を構えています。
すぐ南には東西をつなぐバイパスが通っており、スーパーマツヤやホームセンターにもアクセス良く、旧軽井沢に比べると便利な立地でしょう。とは言え格式高い別荘地。旧軽井沢に比べると物件の動きはやや活発ではありますが、高価格帯なのには違いありません。
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4 南軽井沢エリア(別荘地)
碓氷軽井沢ICを降りて軽井沢へ。山道を登り切ると一面に広がるスカッとした平野。ここが南軽井沢エリア。木々が生い茂る雰囲気とはまた違った、たっぷりの開放感が魅力です。ゴルフ場やサイクリングコースといったレジャースポットもここに集結。
レマン湖を中心に広がる別荘地「レイクニュータウン」も、しばらく鳴りを潜めていましたが、再開発などが進んでおり、ここ最近じわじわと人気を取り戻しているエリアです。広く青い空に、目がさめるような緑の芝生。アメリカの良き郊外のような雰囲気が楽しめます。
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5 中軽井沢エリア(定住向け)
旧軽井沢が別荘所有者や観光客向けであれば、中軽井沢は地元住民が暮らすエリア。街並みを歩けば、暮らしを支えてきたパン屋、精肉店、そして憩いのカフェ……。いわゆる「別荘地」ではなく、いい意味で「生活」の香りがしてきます。
そして何といっても大型スーパー「ツルヤ」が拠点を構えるのもここ。信州の食材がズラリと並び、東京から来た人は、その品揃えのボリュームに少しビックリするかも。シーズンは軽井沢中の別荘族と観光客で大賑わいになります。
北へ向かえば星のややハルニレテラスのある星野エリアへ。温泉「トンボの湯」は、軽井沢住民であればお得な町民価格で入ることが可能。暮らしの中で気軽にリゾートが楽しめるのは羨ましい限り。
軽井沢で定住、となればまず外せないエリアでしょう。移住先としても注目度は高まっています。病院や役場といった町の施設も近く、保育園や児童館、小学校などもまわりに揃い、教育や子育て面は安心です。駅には、図書館と地域交流施設を兼ね備えた「くつかけテラス」も開設されました。もう一つの軽井沢の中心地としてますます盛り上がりそうな予感です。
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6塩沢エリア(別荘地/定住向け)
中軽井沢から南にしばらく行くと塩沢エリアにたどり着きます。大きなエリアでいえば中軽井沢に含まれます。数はそこまで多くないですが、別荘物件もちらほら。このエリアの特徴は、何と言っても個性的な美術館と充実したスポーツ施設。特に後者は、町の住民の憩いの場。アイスホッケーを習う子どもたちや、ボーリング感覚で楽しむカーリング、都内に比べると格安で使えるフィギュア用のスケートリンク。こんなにアイススポーツを楽しめる場所はそうそうないかもしれません。
住む場所としては候補としてはそこまで上がってくることはありませんが、軽井沢に住めばもしかしたら週1くらいで訪れる場所になるかもしれません。湖畔の美術館も雰囲気たっぷり。散歩にもおすすめです!
7 千ヶ滝エリア(別荘地)
中軽井沢から146号を北へ。星野リゾートを中心に広がる山の中のエリア。標高が高く気温は町中に比べ1〜2℃ほど低め。全体的な傾斜地形が特徴で、森の中を漂うように別荘が並んでいます。独特な雰囲気でいまでも根強いファンが多いです。
エリアは「西区」、「中区」、「東区」、「山ノ区」の4つに分かれ、特に「西区」は軽井沢最大の別荘地。「新からまつの森」や「あさまテラス」といった別荘地があるのもここ。あさまテラスには「ISAK インターナショナルスクール」も拠点を構えています。高台のシーンとした静寂さ、そして凛とした空気。ここに立ってみると、町の中心から離れるこの場所がなぜ人気か分かる気がします。
別荘に来た方の中には、中軽井沢でもご紹介した「トンボの湯」にまず繰り出す方も多いのだとか。カフェやショップの集まるハルニレテラスも注目です。
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8 追分エリア(別荘地/定住向け)
別荘を買いたい人も、移住を検討している人も、軽井沢を知る上では外せないのが「追分エリア」。軽井沢の西に位置し、旧軽井沢からは約15〜20分とそこそこ離れるのですが、旧軽井沢エリアや南ヶ丘・南原エリアとは違う意味合いで人気の別荘地です。
土地の価格は両エリアに比べ、こなれており、さらに軽井沢には欠かせない豊かな緑はしっかり残しています。一言て言うと、コスパが高い。おまけに湿気も低く、非常に過ごしやすいエリアです。
定住地としても人気です。理由は「生活利便性の高さ」。西へ車を走らせると佐久市へアクセスできます。実はここ、軽井沢で暮らす上で重要な場所なんですね。新幹線開通を機に大型のショッピングセンターが立ち並んでおり、軽井沢に住む人も週末は佐久市まで買い物に出かける、ということも多いそうです。追分からだと20分ちょっと。
この魅力を考えると、軽井沢の西、というより軽井沢町と佐久市の中間地点と捉えた方がしっくりくるかもしれません。静かな環境もありつつ、生活も便利。このバランス感がウケています。
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9 御代田エリア(定住向け)
軽井沢の隣町「御代田」も合わせてご紹介。軽井沢町ではありませんが、オススメする理由は「雰囲気と価格のバランス」。先ほどコストパフォーマンスなら追分、と申し上げましたが、西隣りのこの町はさらに手頃になってきます。坪単価で見ても追分の半分ほどで手に入る土地も。
しかも緑はしっかり残っているんですね。これが大きな理由。いったん軽井沢から出ればガラッと雰囲気は変わるかといえばそんなことはありません。北に浅間山をたたえる緩やかな南傾斜ということもあり、全体的な日当たりの良さも特徴です。雰囲気は軽井沢とはちょっと異なり爽やかな高原の町、といった感じ。佐久市へはより近くなってきます。車では10分ほど。軽井沢の中心へも20分ほどと距離はそこまで感じません。
実際に、移住する人は年々増えています。伍賀(ごか)村、御代田村、小沼(おぬま)村が合併して誕生したこの町の人口は、今や当時の2倍に届きそうな勢い。周辺には小学校、幼稚園も集まり、若いファミリー層の支持も高いです。スーパー「ツルヤ」はこちらにもあり、24時間営業の「西友」もあります。
いわゆる別荘地ではありませんが、ブランドにこだわらなければこれほど住みやすい町はないでしょう。タウナー不動産でもオススメしているエリアです。移住、定住を検討している方は是非こちらにも視野を広げてみてください。
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10 北軽井沢エリア…?
ちなみに「北軽井沢」という地名もありますが、これは長野県の軽井沢町ではなく、お隣群馬県のエリア。一見するとすぐ近くなのかなと思いがちですが、生活圏としては軽井沢町の中心からは大きく離れます。距離的にかなり離れているのでご注意を。
さて、一口に軽井沢と言ってもいろんなエリアがあることが少しは把握できたかと思います。あとは、これは本当に百聞は一見に如かず。気になったら観光気分で、まずは訪れてみることをオススメします。タウナー不動産も軽井沢でオフィスを構えておりますので、いろんな場所を案内可能です。
まだ条件固まっていないけど……という状況でも遠慮無くご相談下さい。不動産業者、ちょっと面倒臭そう……というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません!軽井沢での暮らし方・過ごし方のプロとして生活者の目線でいろんな選択肢をご提案できればと思います。
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