知っておかないと失敗する?!軽井沢移住で失敗しがちな「つまづきポイント」5つ

2022年7月12日
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自然がいっぱいで東京にも近い。そんな軽井沢エリアへの移住が注目を浴びています。

しかし、軽井沢と言えども、長野県への地方移住。都会から都会への引っ越しとは異なることがたくさんあります。「え! 知らなかった! 」ではすまない大きな失敗につながる場合も。

そこで、たくさんのご家族の軽井沢エリアへの移住を支援してきたタウナー不動産から、『軽井沢エリアへの移住のよくあるつまづきポイント』をお伝えします。

つまづきポイント1:土地を購入してから住めるまでの期間

「緑が多く自然を感じる場所に住みたい!」
「ウッドデッキが欲しい!」
「定住にも困らないような利便性が欲しい!」

せっかく移住して軽井沢に住むのだから、自分の希望の環境で、自分のこだわりをたくさん叶えたい。そう思う方は多いです。

すぐに移住したい場合は、希望にあった中古物件や新築の建売物件などが見つかればいいのですが、希望の物件がなかった場合は、土地を買って家を建てることになりますので、実際に移住するまでにかかる期間を把握しておかないといけません。

土地を購入して家を建てる場合、まず皆さんが驚かれるのが「意外と時間がかかる」ということ。軽井沢では、11月〜2月の冬の時期、積雪があったり最低気温が-10℃を下回ることもあり、土地の掘削を伴う基礎工事は地面の凍結のため、工事がしづらく、時期をズラすことが多いです。また、7月末〜8月の間は静養で過ごす方々への配慮のため、行政指導や自主的な自粛により工事ができません。

もちろん設計のプランの進み具合によりますが、工事できない期間等を計算に入れると、多くの方は土地を購入してから住めるようになるまで約一年はかかることが多いです。移住スケジュールは、思っている以上に早めに計画していく必要があります。軽井沢で家を建てる場合は、余裕をもってスケジュールを組みましょう。

つまづきポイント2:賃貸物件の少なさ

気に入った家がすぐに見つからなくても、「まぁ、賃貸に住んで探せばいいかな」と軽く考えがちですが、軽井沢エリアには賃貸物件は数えるほどしかありません。都会にはたくさんある賃貸専門の不動産会社が、軽井沢には1軒もないのはそのためです。

賃貸アパートもなくはないのですが、ご家族向けではない物件が多いです。

軽井沢への移住を計画する際は、既存の建物を買う、もしくは建ててから移住する前提でスケジュールを組むのが良いと思います。

つまづきポイント3:住宅ローン事情

三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行など。都会では当たり前にある銀行の名前ですが、移住の場合、軽井沢エリアでは都銀のローンは使えません。基本的には、購入する土地や家の住所を管轄している銀行でしかローンを組むことができないのです。※別荘の場合は使えます。

長野県内であれば、長野の地方銀行(八十二銀行など)、群馬銀行、イオン銀行、信金、JA、ろうきん、フラット35あたりが主な選択肢となります。

また、ローンを申請する際、銀行から移住の理由や移住後の収入について、かなり細かく確認されます。移住しても今の収入を継続できるか、移住後の生活は問題ないか。そういった質問がたくさん来ますので、心の準備をしておくといいでしょう。

ちなみに、長野県のトップバンクと言えば八十二銀行です。住宅ローンの審査は固いですが、移住者向けで金利のサービスを行っていたりと移住者には積極的な銀行です。また、都内にも支店があり、都内で不動産を持っていて、その売却を伴うローン場合、都内の不動産に関しても担保評価ができるという強みもあります。また、ネット系の銀行は住宅ローンの金利が良い傾向にあります。

また、住宅ローンの審査には数週間かかる場合がありますので、早めに銀行に相談をしましょう。

つまづきポイント4:移動手段の少なさ

都会では、通勤通学に電車やバス、もしくは自転車や徒歩を使う方が多いのではないでしょうか?しかし、軽井沢エリアでは、移動手段は主に車になります。そのため、大人は一人一台、車を所有するのが普通です。

軽井沢エリアでは、駅徒歩圏内であれば利便性が良いという概念はありませんので、都会で物件を探すような、駅徒歩圏内という選び方は外してもらう方が良いです。電車を使うのも、主に学生になります。

また、バスもそこまで本数が多いわけでは無く、一日5、6本程度しか運行していません。また、草軽交通や西武バスなどが運行しているバスは、観光地を巡ることが多いので、通勤や通学にはあまり向いていません。バスを主な移動手段として考えるのも難しいです。

普段の生活でも、スーパー等の日常の買い物ではなく、家電や家具などの大きな買い物をする場合は、佐久市へのお出かけは必須となるでしょう。

そして、軽井沢エリアの近隣には、温泉や高原などお休みの日に出かけたい素敵な場所がたくさんあります。車でしか訪れることができない場所も多いので、ぜひ、車生活を前提とした移住を想定していただきたいです。

また、移住したてで家族のうち一人だけが運転できる状態というのは心細いものです。いざという時のためにも、移住前に家族の大人全員が車の免許をとるのが望ましいでしょう。

つまづきポイント5:ご家族間での考えの相違

お子さんが生まれて。お子さんが小学校に入るタイミングで。お仕事をリタイヤするタイミングで。移住を検討される方は、人それぞれです。

ところが、1年2年と物件探しに時間をかけてしまい、移住のタイミングを逃してしまうご家族も少なくありません。

特に多いのは、お子さんが中高生になって友達と離れたくないなどの理由で移住を嫌がってしまうケースや、ご両親の介護が始まり、移住を諦めなくてはいけなくなるケース。そういった場合、2、3年、長くて10年は移住のタイミングを逃すことになります。

家族間で移住しても良いタイミングが揃ったら、早めに行動するようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?つまづきポイントを事前に知り、スムーズな不動産探し、移住生活をスタートできるといいですね。

タウナー不動産では、軽井沢エリアへの移住を検討されている方向けに、移住体験ができる貸別荘「HAFUMO軽井沢」をご用意しています。また、住まいに関するご相談も常時承っております。お気軽にお問い合わせください。