【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>

2020年3月31日
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2020年2月に開催された『軽井沢エリアの「西側」限定 移住体験ツアー』。
2月にしては暖かいくらいの陽気に包まれた土曜日。新幹線通勤のリアルや、風越公園周辺など、軽井沢移住の『今』を知ることができるイベントは、西軽井沢での『リアルな暮らし』が見えてくる、参加者満足度の高いツアーとなりました。
 
北陸新幹線が停車するJR佐久平駅、軽井沢駅から首都圏へはおよそ1時間。
アクセスの良さもあり、いま移住や新幹線通勤、二拠点生活(デュアルライフ)を選択する人がじわじわと増えてきています。移住者の多さや暮らしやすさ、周辺都市へのアクセスの良さで”実際に住みたい”エリアとして人気なのが、「追分」や「御代田」といった軽井沢エリアでも西側にある通称「西軽井沢」です。
生活圏である周辺都市との距離感や、ご当地スーパーでの買い物体験、町内にコンパクトに集まった学校や図書館など西軽井沢での”暮らし”が見えた近隣都市ツアーレポートの<前編>に続き、<後編>では先輩移住者との座談会&懇親会の模様をお伝えします!
 
先輩移住者に質問!「暮らしは?」「通勤は?」移住ライフのリアルに迫る
昼間の近隣都市ツアーを終え、夜は御代田町にある洋食レストラン「トーマス」にて、お待ちかねの先輩移住者との懇親会&座談会が開催されました。信州産の野菜を使った美味しい料理に舌鼓を打ちながら、2組の先輩移住者に移住体験談をお伺いしました。トークテーマは「移住に至った経緯」「軽井沢、御代田での暮らし」「新幹線通勤について」「移住して良かったことやこれからの楽しみ」「移住検討者へのアドバイス」の5つとどれも参加者の興味関心が高いものばかり。
【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>頼りになる先輩移住者たち。左から2018年に移住された熊谷さんご夫婦と2017年に移住された渡部さん

登壇者の1組目は2018年夏に東京都から軽井沢町に移住された熊谷さんご夫妻。ご主人は新幹線で都内へ会社通勤し、奥さまは軽井沢の教育機関で働いています。軽井沢町に初めて訪れたのは2016年で、その1年後の2017年に冬の移住ツアーにも参加されていました。
 
2組目は2017年春に同じく東京都から御代田町に移住された渡部さん。
奥さまは御代田暮らし、たまに横浜。ご主人は平日横浜から会社に通勤し、週末は御代田で過ごすという二拠点生活をされています。御代田町に初めて訪れたのは2016年で、すぐに縁あって定年後の定住を見据えた御代田暮らしをスタートされました。

【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>信州産の野菜を使ったお料理を楽しみながらの座談会。ファシリテーターは弊社代表/荻原が務めさせていただきました
ーまずは移住の経緯を教えてください。
渡部さん:元々は主人がスキー好きだったので、この周辺には良く遊びに来ていました。2016年に小布施に遊びに来て、ついでに寄ったのが御代田でした。当時はまず「御代田町」っていう名前も知らなくて、読むことさえできませんでした。実際に来てみたらとてもいいところで、タウナーさんで紹介してもらった土地をその日のうちに契約してしまっていました。(笑)
熊谷さん:私は普通のサラリーマンなのですが、夫婦揃って地方出身でもともと「生涯都会で暮らすということはないかな」と思っていました。後々どこか田舎に住めたらいいなと思っていて、旅行がてら逗子や浜松など移住先を探しに日本全国を旅行していたのですが、たまたま2016年に旅行で軽井沢に遊びに行ったのですが、当時は軽井沢というと「避暑地」「お金持ちが行くところ」という認識だったのが、行ってみたら二人ともすごく気に入ってしまいまして、そこからどんどん自分たちで調べていく中で、ここに移住したいという気持ちが強くなって、軽井沢駅近くのロッジを自分たちで借りてみて1週間ほど新幹線通勤をして試してみました。その後に、タウナー不動産の移住体験ツアーに参加して、その1年後に移住をしました。最初は賃貸で住んでみて、引っ越しの挨拶を兼ねてタウナー不動産に挨拶に行ったら「こんな土地があるんですよ」と紹介されて、その土地がすっかり気に入って家を建てることになりました(笑)。

ーそうすると、最初は「今すぐ移住する」ということを考えていたわけではなかったんですね。
熊谷さん:そうですね。移住はしたいと思っていたのですが、移住するとなると必然的に転職がセットになると思っていたので、少し大変かなと思って。移住地は日本全国いろんなところを検討していたのですが軽井沢は新幹線通勤をしている人が結構いるということを知って、軽井沢だったら転職をしないまま新幹線通勤で移住が叶えられるんだなということが大きかったかもしれません。

ー移住して、実際の暮らしはいかがですか?スクリーンショット 2020-04-25 12.31.48
移住後は趣味のマラソンや庭づくりを楽しむ渡部さん。ご主人は薪割りや薪棚作りなどのDIYにも挑戦
渡部さん:御代田に住んで今が3回目の冬になります。せっかく移住をしたのだから、こちらでしかできないことをやりたいなと思いまして、まず千曲川ワインアカデミーというところで醸造を学べる講座に通いました。そこでの仲間は全国各地で葡萄を育てている方が半分、もう半分は首都圏から通われている方でした。仲間のブドウ畑をお手伝いしたりして楽しんでいます。あとは小諸市にある農業大学校で農機の使い方や農業に関する学びがあったり、あとは趣味のマラソンや庭づくりを楽しんでいます。

熊谷さん:東京にいた頃は、休日は昼まで寝て午後から出かけるかという生活をしていたのですが、軽井沢に移住してからは朝が来たら目が覚める。オシャレなカフェがたくさんあるので、朝からちょっとどこかに出かけようかという気持ちになります。家の前からは浅間山を見ることができたり、東京から友人が来た時に小諸の森の中で乗馬体験をしたりと楽しんでいます。

【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>
休日はきれいな景色を目指してのんびりドライブやカフェめぐり、温泉といった生活を楽しんでいる熊谷さんご夫妻

ー首都圏への「新幹線通勤」ってどうですか?
熊谷さん:私は都内の会社に勤めているので、週5日で新幹線通勤をしています。朝晩の軽井沢駅までの送迎は妻にしてもらっています。うちの会社は元々リモートワークの制度がなかったのですが、今は制度が導入されて月に1,2回リモートワークが可能になりました。朝6時台の新幹線に乗って、帰りは軽井沢に着くのが20~21時台になっています。朝早いので、車窓から見える朝焼けが綺麗で、山からオレンジ色が見えてくると新幹線通勤でよかったなと思います。東京にいた頃はドアtoドアで30~40分程だったのですが、もちろんギュウギュウの満員電車だったので、今は通勤時間が2時間弱かかりますが、ほぼ座れますのでその頃のストレスに比べたら断然今の方が良いと思っています。

ーここだけの話、移住で困ったことや、失敗したなっていうことはありますか?
渡部さん:困ったことは、どうしてもこちらでは車生活になりますので、「外飲み」ができなくなったことでしょうか。東京だったら飲んだ後は電車やバスで帰宅することが出来ますが、こちらだとしなの鉄道に乗ってどこかに飲みに行っても、駅からは歩くしかないので冬は極寒です。困ったことかいいことなのかは分かりませんが、家で飲むようになり、外で飲む機会は減りましたね。あとは友人がこちらに遊びに来た時には、もれなく泊りになりますね。ただ軽井沢という土地柄なのか布団のレンタルサービスもありますので、その辺りは困らないかと思います。
熊谷さん:困ったというか、悩んだことは新幹線通勤をすると決めた時に、自分が新幹線通勤の第一号だったので、会社との交渉が必要でした。結果乗車券代は負担してもらえることになったので、今はほぼ半額は自己負担になっています。

ー移住して良かったことと、これからの楽しみはなんですか?
【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>「移住」をゴールとするではなく、そこからの生活での優先順位を描いておくことが大切
渡部さん:みなさん今日来てみて実感していただいたかと思うのですが、すごく風景が綺麗でして、我が家の場合は裏には浅間山、蓼科や八ヶ岳連峰などの美しい山々が毎日目の前に広がってきます。あとは水が本当に美味しくて、空気が綺麗で静か、本当に贅沢だなと思います。あとは直売所で買った新鮮な大根ではりはり漬けを作ったり、これは私が今スローライフをおくっているからなのかもしれませんが、お金を出せば買えるものを自分で作る楽しみというのを実感しています。これからの楽しみは庭づくりですね。

熊谷さん:空気が本当に綺麗で、自然が美しくて、毎朝玄関のドアを開けた瞬間に深呼吸をしてから出かけるようになりました。1年間住んでみて、すごく四季を感じるようになって、シャインマスカットをはじめとした果物や野菜がとても美味しいのが嬉しいです。

ー最後に移住検討者へのアドバイスをお願いします!
【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>「どんな暮らしがしたいのか」を具体化することで、移住後のギャップが減り、生活満足度がアップする
渡部さん:私は一番最初に移住する際の土地の条件として、「木漏れ日のあるような、森の中のような場所に住みたい」と言いました。結局家を建てるとしたら、敷地にある木は切ってしまうので大分減ってしまいます。隣地の借景を取り込むということもできるのですが、購入されて家を建てられてまうこともあるので、最初にどんなところに住みたいのかをイメージしてから、土地の広さを決めたり、建物の建て方を考えることが大切だなと思います。

熊谷さん:軽井沢は旅行で来るには本当にいいところなのですが、住むとなるとエリアによっては旧軽井沢といった観光地はシーズンの際には人も車も多くて本当に混雑します。渋滞で家から出かけるのだけでも一苦労というケースもありますので、住むとなると観光地の近くは避けた方が良いかもしれません。また、軽井沢は避暑地というイメージがありますが、意外と湿気が多いので、いろんなところを見てみて、暮らした時のイメージを想定して探されるのが良いかなと思います。

ー軽井沢周辺といっても、エリアによってかなり違いがありますので、エリアの特性を理解した上で、そこでの暮らしをイメージしてみることが大切ですね。渡部さん、熊谷さんありがとうございました!

【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>座談会終了後、参加者のテーブルに混ざって懇親会がスタート。参加者からは具体的な移住についての質問が飛び交います
【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>四季を通じた暮らしや移住までのステップなど、先輩のリアルな体験談を通してひとつずつクリアになっていきました

信州の冬を体感!クラスベッソ西軽井沢での宿泊体験
【移住イベントレポート】軽井沢の「西側」限定!移住体験ツアー<後編>
実際に1泊することで断熱性能や薪ストーブといった冬に欠かせない設備を体験することができる
楽しい時間がお開きの後、宿泊は ”泊まれる住宅展示場” クラスベッソ西軽井沢。実際の一戸建てで、キッチンやお風呂などを使いながら「冬の信州暮らし」をリアルに体験していただきました。今年は例年に比べると暖かい冬でしたが、例年はマイナス10度まで冷え込むことも珍しくない一番寒い時期。気密性や断熱性など信州の住宅性能の高さも実感できたようです。

軽井沢周辺の移住に関するご相談はタウナー不動産にお任せください!
タウナー不動産では、御代田町や軽井沢町に移住される方向けに、これからもイベントやツアーなどを開催する予定です。また、住まいに関するご相談も常時承っております。お気軽にお問い合わせください。