子育て環境に自信!御代田町移住体験ツアーレポート! 御代田町と共同開催しました。

2019年7月19日
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抜けるように青い空が気持ちの良い2月の半ば。例年より雪が少なく、春らしさすら感じられたこの日、「冬のリアルな暮らしを実感する!長野県御代田町移住体験ツアー」が開催されました。今回の舞台は御代田町。信州の自然を満喫できる環境と利便性の良さから、移住定住の地として人気を集める町です。
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3年前より「リアルな暮らしの体験」をコンセプトに始まった体験企画。今回は御代田町が主催となり、御代田町にスポットをあて、class vessoとタウナー不動産が共催する形でツアーを開催しました。
単なる物件紹介にとどまらず、「どんな暮らしができるのか」を重視ししてご提案させていただくタウナー不動産。住宅展示場ながら、実際に泊まることができ、建物と合わせて「土地の暮らし」を味わってもらうのがコンセプトのclass vesso。そんな両者と自治体とが一緒になってお届けした体験型ツアー。
スポットや物件の紹介、移住者を交えた座談会とclass vessoへの宿泊。さらに、リアルなお買い物体験まで・・・。現地の暮らしに“ギュッ”と近寄った移住体験ツアーのレポートをお送りします。

舞台となる御代田町は、軽井沢追分エリアに隣り合っており、佐久市や小諸市、東御市に隣接する町です。ワイナリーやクラフトビールの醸造所、温泉、スキー場など、この地だからこそ楽しめるアクティビティが揃います。
生活面においても、観光客で混み合う夏場の影響が少なく、高速道路や新幹線の駅へのアクセスは楽々。土地の相場もお手頃なので、「自然を感じながらゆったりと暮らしたい」といったニーズにマッチする、“ちょうどいい暮らし”が実現しているのです。

佐久平駅で「おはようございます」。佐久エリアを巡りながら小諸へと。

東京駅から新幹線で約1時間20分。御代田町からは車で15分ほど。駅前にショッピングモールや大型ホームセンター、家具家電の量販店などが揃う佐久平で参加者のみなさんをお迎えし、バスが走り出します。 
北は浅間連峰、東と南に関東山地、西は八ヶ岳を望む佐久市。長野県内有数の盆地で、お米や日本酒が有名です。また、全国屈指の医療体制が整った佐久医療センターがあり、周辺地域で暮らす人々を支える、要となっている市でもあります。
今回のツアーでは、この移動時間も暮らしのイメージを掴んでいただく大切な時間。みなさん、スタッフの説明に耳を傾けつつ、車窓から見える景色や地域の雰囲気に興味津々の様子です。
 
佐久を抜けて、目指すは小諸市。世界でも高く評価され、高級ワインとして知られる「ソラリス」の製造元マンズワインに到着です。 
小諸市は、長野県が全国に誇るワインの産地。南傾斜で日当たりがよく、水はけの良い地質。昼夜の寒暖差も大きく、晴天率が高い気候はヨーロッパによく似ており、ワイン用のぶどう栽培に最適と言われています。そのため小諸周辺には、移住してブドウ栽培を始める方や、ワイナリーを開く方々も。こうして、歴史ある街並みに加え、陽気で楽しげな雰囲気が広がりつつあるのです。

御代田町の歴史や文化、暮らしてみたら「のびのび楽しそう!」

工場の見学やワインの試飲を楽しんだ後は、バスに戻って御代田町へ向かいます。
訪れたのはエコール御代田。御代田町の中心地にあるこの施設は、図書館と博物館、ホールや公民館が合わさった町営の複合施設です。浅間山一帯で出土された縄文土器は、古くからこの地域が生活しやすい土地だったという証拠。図書館で本を眺めたり、建物横の木々の間をお散歩したり、きっとこの町での暮らしを豊かにしてくれるスポットのひとつになるでしょう。
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お昼ご飯は、浅間サンライン沿いにある“地粉や”さんへ。
八ヶ岳と佐久平が一望できる店内は、優しい日差しに包まれて和やかムード。そば粉は地元産100%使用、栽培、製粉、手打ちまで全てを自社で手がけているこだわりの蕎麦を堪能しながら、おしゃべりも弾みます。
 
より御代田町での暮らしを身近に感じていただこうと、次にご案内したのは“龍神の社公園”。町に伝わる“龍神伝説”にちなんで作られた公園です。大型コンビネーション遊具をはじめ、ターザンロープ、鉄棒、青々とした芝の広場も完備されており、遊びまわる子ども達に笑顔があふれます。

園内にはソメイヨシノ他、様々な草花が植わり、町内外から四季を通じて親しまれる公園となっています。
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また今回のツアーでは、7月に開催される龍神まつりの龍も特別に見学。円形のステージで龍が舞い踊る雄々しい姿にファンの多いお祭りですが、間近で見る龍は一際迫力のある面持ちでみなさんを出迎えてくれました。
 
さあ、日暮れも近づき、体験ツアー最後に立ち寄ったのは地元のスーパー“ツルヤ”。
豊富な品揃えとここでしか買えない商品に、県外にもファンが多いスーパーです。野菜や果物、肉、魚はもちろんのこと、地ビールやワイン、ジャムや100%ジュース、ドライフルーツなど様々な商品がずらり。
子ども用カートでも楽々買い物ができる余裕ある陳列で、みなさんとっても楽しそうな様子が印象的でした。価格も手頃で日常生活の心強い味方になってくれること間違いなしですね。
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賑やかな夕食は、実際に移住した2家族を交えて座談会&懇親会

ツアーのメインイベントでもある「座談会&交流会」は、御代田町にある洋食レストラン“トーマス”さんにて行われました。信州産の野菜を使ったメニューに舌鼓を打ちながら、リラックスした雰囲気の中、2組のご家族に移住体験談をお聞きします。
1組目は、昨年この体験ツアーに参加したことをきっかけに、お母様も含めてすっかり御代田町のファンになり、東京からスピード移住してしまったという大北さんご夫妻。1歳の娘さんと一緒に、リアルな子育ての環境やちょうど移り住んで1年の今思うことをお話ししてくださいました。
2組目は、移住してから10年。浅間山の麓に広がるこの景色がたまらなく好きだという大場さんです。結婚前は、ずっと東京に暮らしていたという奥様が、御代田に来たきっかけはご主人の転勤でした。“選んだわけではないけれど、長くいるからこそ感じる地域の魅力”という視点から、貴重なお話をお伺いすることができました。
 
トークテーマは「子育て環境」「あそび」「地域コミュニティ」「御代田の長所・短所」の4つ。ファシリテーターは、弊社の長岡が務めさせていただきました。
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御代田での子育てってどう・・・?

「街全体として子どもに対して理解があり、みんなが優しい雰囲気」と、大北さん。日常の生活のなかで、見守っていてくれる安心感があると言います。また、「御代田に来てから“子ども連れNG”という掲示を見たことないかも!」とも。
待機児童の問題もなく保育園や幼稚園もスムーズに入ることができ、のんびりとした空気感。地域で子どもを育てる、可愛がるというあたたかな環境が整っているようです。

その反面、ネックになるのは“サービスとしてのセーフティネットの少なさ”です。「ベビーシッターや病児保育は、都内に比べて圧倒的に少ない」と、話すお2人。
職場に連れて行ったり、少し離れて軽井沢の保育サービスを利用したり、工夫の余地はあるようですが、いざという時のために下調べをしておくと安心と言えそうです。またこのあたりは、裏を返すとビジネスチャンスになり得る!なんてことも考えられますね。
 
次の話題は、気になる“休日の過ごし方”。
もともとアウトドアが趣味だという大場さんご家族は、サイクリングやウィンタースポーツ、龍神の杜公園や雪窓公園に行って遊ぶことが多いそう。「季節に関係なく、自然の中でたっぷり遊べるのが嬉しいです」と、奥様。「お友だちの家の畑を手伝っていたら土器が出てきてびっくり!」なんていうエピソードもあり、会場の笑いを誘っていました。
「玄関を開けたらすぐに遊べる環境が広がっているのが何より魅力!」と話すのは、大北さんのご主人。移住仲間と薪ストーブの会を作って、薪割りや料理を楽しむなど、信州の暮らしを満喫しているご様子。「子ども連れで行かれるカフェやイベントも多く、基本は車移動なので荷物も楽々。日常的に、のんびり過ごす時間がたっぷり取れます」。

地域コミュニテを楽しむには、暮らしに合わせた選択がマスト

移住となると、気になるひとつに挙げられるのが“地域のコミュニティ”について。ここ御代田町にも、それぞれに小さな“区”があり、活動が行われています。
「負担に感じることはそれほどありません。むしろイベントがたくさんあって楽しいと感じています。龍神まつりで神輿を担いだり、田植えイベントがあったり。冬のどんど焼きではお振る舞いもあって、毎年楽しみにしています」と、大場さん。
この辺りは区によって、関わりの頻度やかかる金額などに違いがあります。密に関わっていきたいか、ドライな関係でいたいかなど、場所の雰囲気と合わせて検討しておくと、より理想の暮らしを送ることができそうです。
 
最後にお伺いしたのはズバリ、御代田町の好きなところ、思っていたのと違うところ。
「何といっても1番は、アクセスの良さ」というのは、大北さんのご主人。「近隣で言えば軽井沢、佐久、小諸。東京も、新幹線や自家用車で日帰りが可能な距離なので、住むのに不便がありません」。
「食べ物が美味しい、水や空気が綺麗、そんな環境が大好きです。移住して1年、暮らしているうちに肌もキレイになって嬉しいです」と、笑顔の奥様。「うちの場合は、一緒に移住した母が1番満喫しています。渋滞がないので移動も楽、趣味の時間が取れるようになって、弓道や陶芸を始めて。現役時代にできなかったことをどんどん実現している感じですね」。
あえて短所をあげるとしたら、衝動買いをできるお店が少なくなったこと。ちょっと素敵なアクセサリーや洋服との出会いは、たまに帰省する都会での楽しみに変わったそうです。
御代田暮らし10年目の大場さんも、1番に挙げてくださったのが食の豊かさ。「家庭菜園やおすそ分けで、夏に野菜を買うことがなくなりました。庭に自生しているワサビやタラの芽なんかもあって、自然が本当に豊かです。最近では東京から来たというお店やカフェも増えてきて、ますます充実した印象がありますね」。
お子さんが小学生になった今、気になるのは“習い事の選択肢の少なさ”と“親が送迎しないと出かけられない交通面での不便さ”。しかし、「のびのび走り回って、周囲の人に支えられ、人間らしく暮らせる環境が御代田の魅力」と、笑顔で話してくださいました。

「どこに行っても、帰ってくるとホッとする温かさがある」
この言葉が強く印象に残った夜の懇親会。参加の皆さまにとっても、「移住したらどんな暮らしが待っているのか」、実際に見て触れてたっぷりと体験した1泊2日だったのではないでしょうか。ご参加いただき、本当にありがとうございました。
 
次回もまた、魅力たっぷりの軽井沢・御代田でお会いしましょう!

タウナー不動産では、御代田町や軽井沢町に移住される方向けに、これからもイベントやツアーなどを開催する予定です。また、住まいに関するご相談も常時承っております。お気軽にお問い合わせください。

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