「子どものため」だけじゃない、家族ひとりひとりが輝ける『遊』『職』『住』すべてを叶えた御代田移住
横浜に住んでいた青木さん一家さんが移住したのは、軽井沢の隣にある人口1.5万人ほどの小さな高原の町「御代田(みよた)町」。
神奈川で育ち、音楽大学を卒業後、美術館や音楽ホールの設立・運営に携わる仕事をしている雅樹さんと、埼玉で育ち、大手コーヒーチェーン店で14年ほど働きながら子育てをしていた麻衣さん夫婦。結婚後、2人の男の子に恵まれましたが、雅樹さんの仕事の忙しさから、平日は家族とのすれ違いの毎日になっていたそうで、育児は麻衣さん中心の生活が続き、心の中では麻衣さんも心配していたそうです。
そんな時、SNSで見かけた『風越学園』について興味が沸き、長男の楓くんの受験をキッカケに2020年に御代田への移住が決まりました。
住み慣れた横浜で感じた小さな「違和感」
「移住を検討し始めたのは2018年のことで、最初は2020年4月に軽井沢に新しくできた「風越学園」に長男がチャレンジしてみたいと思ったことがキッカケです。SNSで新しく学校が創設されることを知りました。」と雅樹さん。
青木さん一家が当時住んでいた地域ではお子さんがいる家庭の約8割が中学受験をするために早くから塾に通わせるようなエリアで、2歳だった長男を公園に連れて行くと、「どこの学校をお受験するの?」という会話が飛び交うこともあり、自分たちが思い描く子育てと比べて少し違和感を覚えたそうです。
「その後、風越学園のワークショップに何度か参加しました。学びや遊びが楽しかったようで、長男がココに行きたいと言い出し、本格的に検討してみることにしました。それから少し後にタウナー不動産さんも携わる御代田への移住検討者向けツアーが開催されているということを知り、そこに申込をしてみることにしました。」と雅樹さん。しかし、残念ながらその時はツアーの抽選には漏れてしまいました。その後、ツアーの宿泊施設から『後日でよければ実際に泊まってみませんか?」という案内をキッカケに、青木さん一家は御代田町に宿泊して現地を体験してみることにしました。
まずは土地探し。軽井沢の移住を多く手掛けているタウナー不動産を訪問
「せっかくなので、土地の事も聞いてみようとタウナー不動産に行ってみました。」と雅樹さん。
当初は、風越学園を起点に住むエリアを検討していたため、軽井沢中心で考えていた青木さん夫婦でしたが、様々な可能性を考慮し、エリアを広げ、学校やスーパー、愛猫の動物病院といった実際に生活する上でのインフラとのバランスの良い立地として紹介してもらった土地のひとつが御代田の土地でした。
「御代田は西軽井沢とも呼ばれ、浅間山など軽井沢らしい自然を感じながらも利便性が良いため、移住者が増え続けているエリアだと聞きました。実は、御代田は初めて聞く地名で、読み方も分かりませんでした。」と麻衣さん。
全く知らない土地でしたが、麻衣さんの弟夫婦が佐久に住んでおり、義妹が『この辺りは本当にいいところですよ!』と太鼓判を押してくれ、何度か御代田に足を運んでいくうちに、町の良さが伝わってきたそうです。
自分で調べられることはネットで、分からないことは現地のプロに相談
タウナー不動産の担当者と何度も連絡を重ねながら、自身でもオリジナルの移住MAPを作成し、現地を訪れてはどのあたりが住みやすいかなど、土地勘を付けていったそうです。
「今ではインターネットで調べれば様々なことが分かります。なので、ネットには載っていない情報や疑問については、タウナー不動産さんと電話やメールでやりとりをしながら1つずつクリアしていきました。御代田町役場の移住担当課も訪問したのですが、担当者の方をはじめ、みなさんが本当に親切で『ぜひ来てください!何かあったら手伝いますよ!』という温かい気持ちをすごく感じました。住環境や生活の事などいろんなことを相談させてもらい、長男の学校ありきで考えていたのが、いつの間にか移住メインに気持ちが傾いていきました。」と雅樹さんは振り返ります。
御代田町は長野県内でも珍しい、人口が増え続けている町で、町としても様々なイベントやサポートで移住者を積極的に誘致しています。この町全体でのウェルカムな姿勢にも胸を打たれたそう。
「私は先に移住した人達のツイッターを拝見していて現地の情報を収集していました。子どもがまだ小さいので、別荘地のような自然環境というよりも日常生活での利便性の高いエリアの方がいいかなと思って探してもらうことにしました。加えて、当時は免許を持っていなかったので、初心者でも運転しやすいようななるべく広い道路で除雪がされる道の近くがいいなと思っていました。タウナー不動産さんを信頼して色々とお話させてもらい、私たちの要望を叶える提案をしていただけたので本当に良かったです。」と麻衣さんは振り返ります。
「タウナー不動産さんじゃなかったら、この土地との縁は難しかったのではないかと思っています。」と雅樹さん。
本格的に土地を探し始めてからなんと3ヶ月ほどで、希望条件に合った納得できる土地に巡り合うことができ、家族みんなが快適に暮らせる住まいを実現させました。
子どもたちも、のびのびと遊べる環境へ
「移住前はステイホームが基本で、なかなか外で遊ぶことも難しくて、それが段々変わってきました。引っ越して3日後位に、雪が積もったんです。それだけで子どもたちのテンションがすごく上がっていて(笑)。特に次男は体を動かすことが大好きで、こちらに来てから更にたくましくなり、すごく生き生きとしています。家が広くなったので天気が悪い日でも室内を走り回ったりしています。横浜に居た時はアリを怖がっていたのも平気になりました(笑)。」と麻衣さんは笑います。横浜に居た時は小さな公園に何人もの子供たちが遊んでいるのが当たり前だったそうですが、御代田の公園は広くて遊具も多く、そして何よりも人との距離が離れているので自然とソーシャルディスタンスができて、安心して思い切り遊ばせることが出来ているそうです。
「この先やりたいこととして、ただ引っ越したということではなく、移住を経験したからこそわかることもあるので、町や地域に対して何か貢献することが出来たらいいなという想いがあります。御代田は移住者を歓迎している町なので、多種多様な人たちが増え、コミュニティが広がっていくといいなと思っています。元々は地域でのイベントも多いエリアだと聞いているので今後色々参加したり、せっかくなので庭で土いじりをしたり、御代田町内で開催されている『稲作塾』とかこっちじゃないと出来ないことをやっていきたいなと思っています。農業も元から住まわれている方々にとっては日常ですが、私たちにとってはまだ非日常なので、そんな楽しみを手軽に経験できるのはメリットですね。」と雅樹さん。
白を基調とした暖かい家は、一年を通して家族みんなが快適に暮らせるよう、時にはマイナス10度をも超える軽井沢の寒さに適した高気密・高断熱の家を採用したそう。
ライフも、ワークも、みんなが大満足な「変化」
ご夫婦に移住後の「仕事」について伺ったところ、働き方はお二人とも大きく変わったという。「移住前はどちらかというと残業が多く、家族とは平日はほとんど一緒に過ごせないのが当たり前の生活でした。今は基本的にはリモートワークできる日も増え、佐久にあるコワーキングスペース等も利用して、リモートの日はほぼ定時で上がれるようになりました。週に1回程度は新幹線通勤をしていますが、出社日以外は基本的には家族と夕食を囲めるようになりました。」と目を細める雅樹さん。
雅樹さんが勤めている会社の中では、雅樹さんが地方移住者第1号。当初上司に「移住をしたい」と相談した時には、「なんでそんなところへ?」「どこまで仕事を頼んでいいの?」と心配されたそう。しかし今は出社すると、移住に興味がある同僚たちから「今の生活ってどうなの?」と移住に関する質問をされることが増え、移住後の仕事も評価され会社も全面的に応援姿勢へと変わったそうです。
麻衣さんも「私は14年ほどコーヒーチェーン店にてフルタイムで働いていて、横浜に居た時には主人も帰宅が遅かったのでほぼワンオペで育児をしていました。移住に伴い軽井沢にある店舗に異動をさせてもらって通っていたのですが、コロナの影響もあり退職することになりました。せっかくなので、やってみたかった仕事に挑戦してみようと、上田市に本社のあるコンサルティング・コンテンツ制作会社で、ライターとしてコラムなどを制作しています。」と話します。今は業界も仕事内容もガラリと変わり、リモートワークもできるようになったそうです。
「住むところってすごく大切だと思うのですが、次に仕事はどうなるのかっていうのがみんな気になると思うんですよね。地方に移住したいけれど、仕事は続けられるのか。それは今、リモートワークが推進されていっているので、追い風だと思います。」と、雅樹さんが言うように、地方移住の悩みは「住」よりも「職」と挙げる人が多い。しかし、実際にはリモートワークや在宅勤務の浸透に伴い、地方に在住しながらも仕事を続けたり、新しい仕事に挑戦できる環境は整いつつあります。
移住前だからこそ、「移住者のリアル」を知ろう
「私は先に移住をした先輩方のツイッターなどをフォローして、気になることはとにかくたくさん質問をしました。ネット上だけでなく、リアルで対面したりして今でも色々と相談にのってもらったりしています。私たちは家の建設中に賃貸アパートに住んでいたのですが、そこで初めて冬の寒さを実感しました。なので、一番厳しい時期を見ておくことは大切だと思います。」と麻衣さん。御代田町は町内全体的に標高が高く、横浜時代よりも夏は涼しく、冬場の寒さはとても厳しい。だからこそ、一番寒い季節に実際に現地で過ごしてみることが大切だと言います。
さらに雅樹さんは、「都会とは違って地方や新しいところに住むと、自分たちからある程度能動的に動いてコミュニティに入っていかないと孤立してしまうこともあると思います。役場の方に色々と質問をしたり、移住コミュニティに積極的に参加してみるといいのではないかと思います。自分で調べてみるのももちろん大切だと思いますが、関係人口が広がっていくので、フットワークを軽くして移住者の先輩たちに色々と聞いてみることをおすすめします。御代田は移住して半年の方が町長に当選するくらい、移住者に対して歓迎しているエリアです。軽井沢への移住を検討している人はぜひ一度訪問してみてください。」と話してくれました。
ーー御代田町に移住し、思い描いていた暮らしを実現した青木さんご家族。
今後は庭への芝張りや家庭菜園にアウトドアなど、様々なアクティビティを楽しみたいと語ってくれました。移住に関するリアルなお話を、どうもありがとうございました!
移住と一口に行っても、ご家族構成やライフスタイルによって、適した立地や物件条件は異なります。ご家族のライフスタイルに合わせた土地、物件をご提案いたします。
タウナー不動産では、御代田町や軽井沢町に移住される方向けに、今後もイベントやツアーなども開催する予定です。また、いつでも暮らしに関するご相談を承っております。移住の不安や、お悩みなど、どんなことでもお気軽にお問い合わせください。