軽井沢の隣町!御代田町のリアルに触れる【移住イベントレポート】
2018年1月20日(土)に、「子育ても仕事も!移住に「ちょうどいい」長野県御代田町のリアル」トークイベントを開催しました。
軽井沢町と佐久市の間に位置する長野県北佐久郡御代田町(みよたまち)。移住先として人気の長野ですが、人口が純増している自治体はほんの一握り。御代田町は長野県内でも珍しい、今も人口が増えている町です。
今回のイベントは、そんな御代田町の何が人を惹きつけるのか、イベントを企画する中で見つけた「ちょうどよさ」というテーマで掘り下げてみました。御代田町主催では初の移住イベントということもあり、おかげさまで、50名を超える方から参加のお申し込みをいただく盛況っぷり。そんな大注目の御代田町についての移住イベントのレポートをお届けします。
登壇者は、御代田町に詳しいこの面々!
第一部「御代田のこと、ご存知ですか?」のスピーカーは、御代田町の魅力を毎日発掘している御代田町地域おこし協力隊・尾関充紗さん。
愛知県名古屋市出身。平成29年5月1日に御代田町地域おこし協力隊として御代田町に移住。「写真によるまちづくり」事業の盛り上げを主軸に、御代田町の風景を撮影し、SNSでの情報発信や、町民との交流を図っている。また、自らも移住者として、御代田町の移住者へ取材などを行い、御代田町移住パンフレットの制作を進めている。
第二部「御代田在住者のトークセッション」では、移住者の長谷川さんと御代田町役場の古越さんにご登壇をいただきました。
プレゼンテーター 長谷川紀子さん
18年前の1999年結婚を機に神奈川県から小諸へ移住。2001年御代田に転居。NPO法人「信州御代田ハピネスプロジェクト」を設立し「御代田の魅力を広く知ってもらいたい」と、ポータルサイトなどで情報発信。「みよたかるた」を開発。小学校4年、中学1年の2児の母。
プレゼンテーター 古越直美さん
御代田町役場に勤務。企画財政課 地域振興係 係長。御代田町生まれ、御代田町育ち。中学3年生、専門学校生の2児の母。御代田町で推進している「写真によるまちづくり」事業とともに、空き家バンクなどの移住推進業務も行っている。
御代田が移住者から選ばれている理由は「ちょうどよさ」にあり
軽井沢町と佐久市の間に位置する御代田町。正直あまり名前は知られてはいないのですが、昔から移住者を多く受け入れてきた経緯もあり、今でも人口が増えている、長野県では数少ない町の一つです。
移住に人気な理由は「ちょうどよさ」。第一部「御代田のこと、ご存知ですか?」では、御代田町の何がそんなに移住者にとってちょうど良いのか、御代田町地域おこし協力隊・尾関充紗さんが語ってくれました。
御代田町の魅力を語るうえで、1番のポイントは東京からの「ちょうどよさ」。
尾関さん:「新幹線の場合、東京から乗り換え時間を含めて御代田駅まで約110分。最近では、軽井沢や御代田に住んで、首都圏に新幹線通勤されている方もいらっしゃいます。御代田から東京へ新幹線通勤をして居る人の多くは、御代田駅近くの駐車場に車を置き、そこから電車で東京に行くという方が多いように思います。
車の場合は、安全に走って練馬I.Cから御代田町中心部まで約145分。高速バスの場合は、新宿/池袋から佐久市経由で約195分。池袋から御代田町に直通のバスもありますが、佐久市にはJRバスが運営している、無料で3日間車を置いておける駐車場があります。 高速バスだと片道2,600円程度なのが嬉しいです。 」
駐車場の値段、バスの値段など、細かい情報が助かりますね。最近では、「働き方改革」の流れを受け、リモートワークを推奨する会社や新幹線通勤代も補助する会社も増えているようで、御代田移住の追い風となっています。
次なる「ちょうどよさ」は、近隣の「ちょうどよさ」。観光地や温泉、ショッピングで有名な軽井沢町、医療や日常の買い物が充実している佐久市中心部、歴史や特産物、高原ビューなど見所の多い小諸・東御市。近隣のいろんな魅力の詰まったエリアまで、どこも車で30分ほどで行くことができるので、週末のお出かけ場所に困ることがありません。
そして、夏の気候の「ちょうどよさ」。御代田町の一番暑い月の平均気温は17.7度。湿度は通年を通して低く、夏の気温が高い日でもカラッとしていて心地よく過ごせます。尾関さん曰く、「名古屋では夏は毎日朝までエアコンをつけていたが、御代田町に越してきてから家で冷房を使った日はありません。扇風機があれば十分。」とのこと。体の負担とならない快適な気候は、軽井沢や御代田が「屋根のない病院」と呼ばれる所以かもしれません。
冬は、最高気温がマイナスに行く日もありますが、雪は日本海側に比べると格段と少な いので、雪に慣れていない人にも暮らしやすいです。
最後は、御代田について。御代田町には保育園が4つと幼稚園が1つあり、待機児童はゼロ。共働きの家庭にとって恵まれた環境ながら、大きな公園や施設が充実した児童館といった施設があり、御代田町は子育てに嬉しい環境がぎゅっと凝縮された町なのです。7月の龍神まつりや、年に1回の町民大運動会など、地元の人に愛される行事が多く、同世代の移住者がいることで、移住者も行事に参加しやすいようです。
御代田町で暮らし始め、体調が良いという尾関さん。最後に「きっと、御代田町での生活の楽しさとか、自然の豊かさのおかげだと思っています。今日ここに来ていただいた皆さんにも、ぜひ私のこの感動を味わって欲しいなと思っています。」と、想いの丈を参加者に話してくれました。
同年代の移住者が多く、移住者にとって居心地が良い
第二部「御代田在住者のトークセッション」は、移住と子育ての大先輩である長谷川さんと、御代田に詳しい古越さんをお招きしての座談会。質問形式で、実際の御代田の教育環境、暮らしについて、お写真を交えながらお話をいただきました。
まず、長谷川さんに御代田へ移住したての頃のお話を伺いました。平塚に住み、東京品川に通勤していた長谷川さん。結婚を機に小諸に移住し、その後、御代田に移りました。「最初は私だけが移住者だと思い、孤独を感じる毎日を過ごしていましたが、陶芸教室に通ったところ、意外と移住者の方が多く、徐々に心を開くことができました。」と長谷川さん。移住者の多い御代田ならではの住みやすさを実感しました。
気になる寒さや雪については、「外は痛いほどの寒さですが、家の断熱がしっかりしているので、家の中はむしろ平塚よりも暖かくて快適です。車にはスタッドレスタイヤは必要ですが、二輪駆動の車も多いですよ」と長谷川さん。お家選びが重要ですね。「雪が積もったらやはり雪かきは大変です。雪かきをしないと、朝仕事にいけません。」と古越さん。
「とにかく野菜がお美味しい。味が全然違う。」と長谷川さん。町内に2箇所ある直売所は、地元の方と観光客いつも賑わっています。古越さんは「野菜は買ったことがない」とのこと。農家さんが周りにたくさんいるので、野菜を持ってきてくれるそうです。羨ましいですね。
保育園や幼稚園の最新情報は古越さんから。「現状、保育園は4園あり、今年の4月から小規模保育事業所が西軽井沢に開所予定です。待機児童はありません。人口が増えていることもあり、同年代のお子さんが多いので、お母さんは友達ができやすいのではないでしょうか。のびのびと子育てをされているお母さんが多いと思います。」
お子さんを生後3ヶ月で保育園に預けて働いていた長谷川さんは「保育園ではきめ細やかなケアをしてくれるので、安心して預けることができました。保育園の先生さまさまです。どっちが本当のお母さんかわからないくらい。ただ、遅くまで預けている方は少なかったですね。」と、リアルな保育園事情を教えてくれました。
長谷川さんは、神奈川県から御代田に引っ越してびっくりしたことの一つに、児童館や施設のクオリティの高さと安さを挙げてくれました。「町営の上質な人工クレイコートは1時間500円で借りることができます。佐久市に行くと1時間250円のところも。また、公民館には「スタインウェイ&サンズ」のピアノがあって発表会で弾くことができたり、春には公園で桜がたくさん咲くので、お花見するのに場所取りする必要なかったり。子育てに妥協したくないご家族にはもってこいの環境かもしれません。
最後に、移住を検討されている方へのアドバイスをいただきました。「お家や土地は、冬こそ本格的にたくさんみるべき。除雪はどこまできてくれるか、水はどこにたまりやすいかなど、雨の日や雪の日に細かいところまでチェックされるのがいいと思います。あと、御代田町内でも、移住者が多い地域や歴史のある地域などの個性があるので、色々と調べたほうがいいと思います。」と長谷川さん。見落としがちな住まい探しのポイントを教えてくれました。
イベントを終えて
イベント終了後、ご質問や個別のご相談を多く頂戴し、軽井沢や御代田への移住熱を感じました。御代田町のことを知れば知るほど、移住者の方が現実的に御代田町を選んでこられた理由「ちょうどよさ」に結びつきます。
ただ、「自分にとって本当にちょうどいいかどうか」は、現地に行ってみないとわかりません。特に冬の暮らしは、雪国で暮らしたことがない方にとっては未知数。ぜひ、ご自分の足で軽井沢や御代田に足を運び、冬の暮らしを体験してみてください。
冬の軽井沢や御代田を体験できる移住体験ツアー開催中!
タウナー不動産では、軽井沢や御代田に移住される方向けに、これからもイベントやツアーなどを開催する予定です。また、住まいに関するご相談も常時承っております。お気軽にお問い合わせください。
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