なぜ多い?軽井沢が「年間100日は霧の中」という理由

2016年11月7日
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年間なんと約100日は霧という軽井沢

軽井沢に観光、となるとまず天気を調べると思いますが、気のせいか軽井沢は霧がかった日が多い気がする…….。そう感じたことのある方は結構いるのではないでしょうか。肝心な日に限って天候に恵まれない。でも実はこれ、偶然ではありません。軽井沢はなんと年間100日は霧が発生する場所なんです。

理由は碓氷峠からの上昇気流が急激に冷やされるため

軽井沢 霧
この1年のうち約1/3は霧という特殊さには理由があります。それは、軽井沢が東の碓氷峠から坂を登った台地だということ。長野県の東端で群馬県との県境にある軽井沢。下で発生した上昇気流は、峠に沿って駆け上がり、急激な気圧の低下による断熱膨張で冷やされます。そして霧が軽井沢に発生する……という仕組み。山で霧が発生するパターンと同じですね。
この碓氷峠、東京方面から車で登ったことのある方ならご存知かと思いますが、とにかく急な坂の連続……!軽井沢の標高が約1000m。峠の下にある「横川駅」の標高を見てみると約380mなので、600m以上の標高差。いかに急激かが分かると思います。観光の中心地であるアウトレットや旧軽井沢銀座あたりは、東側のため霧の影響を特に受けます。そして西へ行けば行くほど徐々に薄くなり、追分あたりからほとんどなくなってきます。
ちなみに軽井沢駅から西へ30分ほど車を走らせると佐久市がありますが、こちらは晴天率が日本でトップ10に入るほどの町。「軽井沢が霧でも佐久市では晴れ」なんてことも日常茶飯事です。たった20kmほどしか離れていないのにこの違い。軽井沢は特殊な環境なんです。

霧は湿気と隣合わせ。暮らすなら西側がおすすめ

いつも霧がかっているということは、「湿気」と隣り合わせということ。高級別荘地でもある東側の旧軽井沢エリアはこの湿気のおかげで美しい苔庭が広がります。幻想的な朝霧も立ち込め、軽井沢の別荘に来たことを実感させてくれる。
ただ、年に数回使う程度ならいいですが、住むとなると湿気はやはりやっかい。洗濯物は乾かないし、結露の対策や建物のメンテナンス面も大変なことが多いです。霧と同様、中軽井沢、追分と西に行くにつれて湿気も少なくなります。追分はカラッと過ごしやすく、近年では別荘地だけでなく移住地としても人気が高まっています。
霧のことを「ミストシャワー」なんて呼んだりして地元の方は慣れたものですが、やはり湿気は大敵。住むなら西側がおすすめです。また、同じエリアの中でも、傾斜している土地は空気が下に流れるので湿気が溜まりにくいなど、場所の特性を知ることで湿気はある程度コントロールできます。「霧」に「湿気」。軽井沢に来るならまず押さえておきたいキーワードです。

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