【移住イベントレポート】軽井沢の隣町「子育て移住が増えている町・長野県御代田町で叶える『ちょうどいい』暮らしの魅力」<前編>
去る2020年1月26日(日)に銀座NAGANOにて「子育て移住が増えている町・長野県御代田町で叶える『ちょうどいい』暮らしの魅力」のトークイベントが開催されました。
「待機児童ゼロ」
「新幹線で東京から約1時間半という近さ」
「周辺都市との距離感」
御代田に移住した多くの方が口にするのは、御代田の暮らしの『ちょうどよさ』。
長野県御代田町(みよたまち)は軽井沢町の隣町にあり、雄大な浅間山の南麓に広がる豊かな自然環境に恵まれながらも北陸新幹線や上信越自動車道など近年では首都圏とのアクセス環境も整った利便性の高いエリアとして、移住・定住者が増えている人気のエリアです。
今回のイベントでは「子育て移住が増えている町」をテーマに御代田町の魅力の解説と、移住の先輩達のトークセッションでは“御代田暮らしの本音トーク”を交えて、御代田町の『ちょうどいい暮らし』について語っていただきました。
当日は小雨がぱらつく中、多数の応募者の中から抽選で選ばれたおよそ40名の方々が集いました。参加者たちからの質疑応答も多く、御代田町への関心の高さが伺えました。盛りだくさんの内容を<前編>と<後編>に分けてお伝えします!
<登壇者>
第一部 「御代田町のことご存じですか?」
第二部 御代田移住者によるトークセッション
人口が増え続ける町!?御代田町の「ちょうどよさ」の3つのポイント
浅間山に抱かれた高原のまち「御代田」。
実は、御代田町は長野県では数少ない人口が増え続けている町のひとつです。
一体なぜこんなにも移住者に支持され続けているのでしょうか?
第一部「御代田のこと、ご存知ですか?」では、人口が増え続けている御代田町の魅力について御代田町地域おこし協力隊・尾関充紗さんが語ってくれました。
尾関さん:私の方からは御代田町の現状についてお伝えします。御代田町の特徴として、まず「人口が増え続けている町」という点があります。今年1月のデータによると、長野県にある町のうち、人口が増え続けているのはたった3つの町のみです。さらに御代田町は年代別の人口の伸び率で見てみると、19歳以下の人口増が一番多いというのが特徴的です。
首都圏や近隣都市からのほどよい距離感が「ちょうどいい」
会場となった銀座NAGANO。写真やメモを取るなど参加者の関心度の高さが伺えました
次に御代田町の「ちょうどよさ」として支持されている3つのポイントについてお伝えします。まず一つ目は「首都圏との距離感のちょうどよさ」についてです。
軽井沢の隣町で、東京駅からは北陸新幹線の乗り換え1回で約110分、車の場合、練馬インターからはもよりのインターまでは約130分です。御代田町周辺にはインターチェンジが複数あるので便利です。高速バスの場合は多少時間がかかりますが、片道2000円程なので経済的です。週末に家族で日帰りで東京へ遊びに行くといった際にも便利な距離にあります。
首都圏からのアクセスも良く、新幹線通勤をする人も増えている
尾関さん:二つ目の「ちょうどいい」と感じるポイントは、佐久や軽井沢、小諸や東御といった「近隣都市までのアクセスの良さ」です。それぞれのまちの中心地までは車でおよそ30分程で行くことが出来ます。正直なところ、御代田町の町内だけで生活することは難しいです。しかし、車さえあれば近隣の街へちょっとお出かけというのにも便利な場所です。
例えば観光やリゾート、別荘地として人気の軽井沢町。オシャレな飲食店やアウトレット施設などもあり観光客に人気のあるとても賑やかな町です。星野リゾートのトンボの湯は御代田町民も割引を使うことが出来ます。次に佐久市には救急救命センターがあり、県内でも医療に優れた街であります。さらに大型のショッピング施設や、大型家電店やチェーン展開をしている飲食店なども多数あり買い物に便利です。小諸市は、桜が美しい懐古園があり、小さいながらも動物園や児童遊園地などもあります。そしてくるみの名産地として有名な東御市はワインが有名な土地で、市内には10軒程のワイナリーがあります。
このように近隣地域には便利な街が多く、車さえあれば特に不自由なく生活することが出来ます。もちろん町内にもスーパーやコンビニもありますので、毎日のお買い物で困ることはありません。夏の観光の時期でも人の混雑は少なく、近隣の街へのアクセスの良さといった利便性もありながら、自然豊かで静かな暮らしを送ることができるのが特徴です。
御代田ならば近隣街へのアクセスの良さからいいところどりができるのも魅力と語る尾関さん
晴天率が高く、カラっとした過ごしやすい気候が特徴
尾関さん:3つ目のポイントは「住みやすい気候」です。御代田町は浅間山の麓にある高原地帯で、気候は夏の最高気温が約36度、冬の最低気温は氷点下12度程度です。街の中でも標高差があるので、住む場所によって体感気温が少し変わります。年間を通して降雨量が全国トップレベルで少なく、晴天率が高いというのも特徴的です。
軽井沢の隣というと、涼しいところを想像されるかもしれませんが、近年の温暖化で夏場は気温が高い日も続き、標高が高いせいか太陽までの距離が近いため日焼けしやすいように思えます。それでも夏場も冷房が要らない日も多く、湿度が低くカラっとしているので実際の気温よりはとても涼しく感じます。冬場の寒さは厳しいですが、建物は雪国仕様の断熱基準で建てられているため、室内はとても暖かくなっています。長野県内でも積雪が少ないエリアのため、私は3回御代田の冬を過ごしましたが、雪かきは数回程度で雪によって困ったという経験はありませんでした。
御代田町の冬で気を付けたいのは、雪よりも「凍結」です。私が驚いたのは車が凍ってしまったことです。雨が降った次の日は鍵穴に鍵が刺さらなかったり、ドアが開かなかったりと朝出かける前には『車の解凍』時間が必要です。このように冬は寒いですが、夏は涼しく、晴天率も高いので住みやすい気候であると言えます。
データでわかる「御代田のリアル」が詰まった資料に熱心に目を通す参加者たち
尾関さん:さらに、御代田町は地震や台風といった災害も少ないエリアです。ただし、雄大な浅間山は活火山であり、現在も定期観測が続けられています。美しい自然を常に目の前で堪能することができますが、自然の驚異や災害に備えるために「浅間山火山防災マップ」などを通じて町民には適切な情報発信がされています。御代田に住む人達は、「やっぱり御代田から見る浅間山は最高」と口々に話されています。御代田町民にとって浅間山はシンボルであり、時間帯や季節によって、その姿を変え私たちを魅了してくれていることを実感します。
子育て世帯や移住者へのサポートが手厚いのが人気の秘密
そしてその他にも、御代田町にある「子育て世帯」に人気の理由として、子どもたちを元気に遊ばせる場所や、子どもの健康をはぐくむ事業も充実しています。小学校では山でのキャンプイベントが毎年開催されていたり、図書館にはキッズスペースもあり、お話会なども定期的に開催されています。小学校では地域愛を育む授業があり、生徒が自分たちの町について考える時間があり、生徒たちは「自分たちの町が好き」なのも特徴的です。
御代田町は移住者を積極的に受け入れている自治体です。それを象徴するように、自治体の長である現在の町長も移住して半年で就任しています。私自身、着任当時は御代田町どころか長野県内に一人も知り合いがいませんでしたが、今では地元の名古屋よりも友人が多くなりました。田舎の人付き合いは都会に比べると濃い部分が多く、慣れていない方にとっては面倒くさいと感じる部分も正直あると思います。しかし、田舎暮らしを楽しむ上で重要なことは「面倒くさいを楽しむに変える」ことです。ぜひ御代田町での暮らしを楽しんでください。
ーーー尾関さん、ありがとうございました!
データや実体験から御代田町で特に若い世帯の人口が増えている理由がよくわかるお話でした。
第二部では、「御代田移住者によるトークセッション」と称し、実際に御代田に移住された大北さん・和田さんに御代田での生活や、町内会や保育園、PTAなどといった子育ての実情、移住してみてのギャップの有無など、リアルなお話を聞くことができました。
<後編>ではトークセッションの模様をお伝えします!お楽しみに。
ぜひ一度御代田にいらして、町の雰囲気や子育て環境をご自分の肌で感じてみてください。タウナー不動産では、御代田町や軽井沢町に移住される方向けに、これからもイベントやツアーなどを開催する予定です。また、住まいに関するご相談も常時承っております。お気軽にお問い合わせください。