【移住者インタビュー】【後半】風越学園から始まった軽井沢移住と御代田での家づくり。自然の中での暮らしが家族を変えた
東京の日野市から軽井沢へ移住し、今年で軽井沢生活5年目を迎えた風間さんご家族。
ご主人の風間正博さん(以下、まさひろさん)は新幹線で東京へ通勤しながら、奥さまの風間夢さん(以下、ゆめさん)と 軽井沢風越学園に通う小6、小4、小2のお子さんたち(※インタビュー時点)と共に、自然の中での暮らしを満喫しています。そして今年、御代田に新居を建てることを決意されました。
タウナー不動産軽井沢(以下、タウナー)が風間さんご夫婦にインタビューし、移住者のリアルな声を前後編でお届けします。
<前編>では軽井沢への移住の経緯やおうち探しについて、<後編>ではお子さんたちの風越学園での様子や地域コミュニティ、さらに建築中の御代田のお住まいについてお伺いした内容をご紹介します。
こちらの記事は<後編>です。軽井沢への移住の経緯やおうち探しについてお伺いした<前編>はこちらからどうぞ。
自分の言葉で自分の好きを自分らしく語る。風越学園が子どもの力を引き出す
タウナー:風越学園に入学したお子さんたちには、どのような変化がありましたか?
ゆめさん:一言でいうと、「心が開いた」って感じです。長女は今レジン(透明な樹脂)をつくるのにハマっていて、学校でレジンづくりのワークショップをやったんです。それがすごく楽しかったみたいで、「今度は、食べ物を学校で売りたい」と言い出して。わたしは「それはたぶん、ダメだと思うよ。食べ物だし」って言ったんですが、長女は「ダメかもしれないけど、とりあえず聞いてみる」って答えたんです。
あのまま東京にいたら、逆になっていただろうなって思いました。「無理」って言う長女の背中をわたしが「大丈夫」って押し続けてただろうなって。
まさひろさん:東京の小学校に通っていたとき、長女は周りをみて少しちっちゃくなってた気がします。でも、風越学園では、彼女らしさを自由に思う存分、謳歌している気がします。
ゆめさん:3人とも自由すぎて、心配になっちゃうくらい(笑)。風越学園では、入学した1年生にまず「ここではなにをやってもいいんだよ。あなたのやりたいことをやる場所だよ」って伝えるそうです。素敵ですよね。
タウナー:やりたいことをやるためには、自分を知って自分で考えて選んでいく必要があります。その習慣づけは、将来大きな違いができそうですね。
まさひろさん:そうなんです。中学3年生になると卒業探究というプロジェクトがあるのですが、子どもたちが自分でテーマを決めて、自分のペースで探究に取り組みます。そして、学年最後の発表会でその内容を発表をするんです。探求の内容も発表している姿もすごくて、感動しました。読み書きのテストだけでは測れない、考える力や発信する力がしっかり育ってるんだなって感じました。
ゆめさん:年に数回、アウトプットデーという発表会があって。子どもたちが企画をして、保護者や地域の方を招くんですが、子どもたちは自分の言葉で自分が今どんな思いで何をしてるかを語るんです。

まさひろさん:たくさんの大人や友達に、自分の好きを受け止めてもらって、自分の得意分野を認めてもらえる機会があるって素晴らしいなって思います。卒業生も、自然に自分の好きなことを見つけて、希望の進学先を見つけて、しっかり歩んで
ゆめさん:未来に向かってしっかり羽ばたいていく。風越学園に来た見学者の方が「ここの学校は、ちゃんとした子どもが一律に育つわけじゃないけど、面白い子が育つよね」っておっしゃってました(笑)。その通りだなって思います。
風越学園が親にも問いかける学びの本質。親も学び、成長する
タウナー:将来、中学校を卒業して高校受験をするにあたって、勉強面での心配はありませんか?
ゆめさん:勉強に関しては個人差がすごくあります。勉強が好きな子はやるし、やりたくない子はやらない。同じ兄弟でも、勉強に対する向き合い方は全然違います。
まさひろさん:正直、親としての葛藤はあります。こんなに自由でいいのかなって。他の保護者さんもそうなんじゃないかな。
ゆめさん:みんな、揺れているよね。でも、結局は子どもの人生だから。
まさひろさん:我が家はどっしり構えているほうだと思います。でも、親自身が子どもの時から勉強して、それなりのキャリアを積んできた場合、揺れるのが普通じゃないかな。勉強以外のことを大事にしたい、ただ社会がおいついていないだけなのかもしれない、という思いと、このまま自由にさせてていいのかという不安との間で。
ゆめさん:何が正解かはわからないもんね。
まさひろさん:でも、この葛藤自体が私たち親にとってもいい経験になっています。凝り固まった考え方を捨てるきっかけになってて。
ゆめさん:ほんとうにそうだね。親も子どもと一緒に成長させてもらっています。確実に子どもたちは考える力を養っているので、親は子どものそばで見守りつつ、サポートに徹するだけかなって思います。
タウナー:風越学園の幼小中一貫という環境は、お子さんたちにどのような影響を与えていますか?
まさひろさん:先輩後輩とかの関係ではない、フラットな人間関係が自然にできあがっています。学年の垣根があまりないので、中3の子と中2の子が親友だったり。
ゆめさん:小2の末っ子に、中2のお兄ちゃんが「バイバイ」って声をかけてくれたんです。「誰?」って聞いたら「ともだち!」と息子は嬉しそうで。あと、去年の中学の卒業式では、小学校1年生の子が中3の卒業生にしがみついて泣いてたよね。
タウナー:普通の学校ではあまり見られない光景ですね。
ゆめさん:親の立場からしても、幼稚園から中学生まで、いろんな子どもの育ちを近い距離で見れることは嬉しい。私が一番風越を楽しんでるかも(笑)。

タウナー:学校や住んでいるエリアのコミュニティーは、どんな雰囲気ですか?
まさひろさん:移住者の方と接することが多いのですが、教育や自然への向き合い方、仕事に対する姿勢など、尊敬できる部分がたくさんあります。価値観が近いことも多く、一緒にいると学びや刺激があり、何より楽しくて心地いい時間になります。
ゆめさん:わたしは以前、生活クラブという生協の地元の支部員をやらせてもらったことがあるんですが、地元の方も移住者の方も、みなさんとてもお付き合いしやすかったです。
引っ越してきたばっかりの時、子どもが口下手な方なので、近所に友達ができるか心配していたのですが、ひよこを抱えて近所を歩いていたら、あっという間に仲良くなりました。我が家では「ひよこ外交」って呼んでます(笑)。
タウナー:ひよこ外交(笑)大成功ですね。
ゆめさん:子どもが小さい時はよく遊んでもらいました。気づいたら、ご近所さんで流しそうめんが始まっていたりして。子どもが大きくなってきたら、学校も違うのでそこまで密に遊ぶことはなくなったのですが、年に1回ハロウィンのイベントがあってそれには参加させてもらっています。ほどよい感じの近所付き合いで、とても居心地がいいです。
まさひろさん:地方あるあるかもしれないですが、知り合いに「昨日車であそこ走ってたでしょ」ってよく言われます。嫌な人は、嫌かもしれないですね(笑)。
タウナー:悪いことはできないですね(笑)。
軽井沢から離れ、御代田へ。子どもたちの「やってみたい」と家族の夢が詰まった家づくり
タウナー:風間さんご家族は5年間軽井沢での暮らしを楽しまれていましたが、なぜこのタイミングで御代田に新居を建てることにしたのですか?
まさひろさん:実は、今住んでいるおうちの近くの林がある日切られ始めて。景色が変わってきてしまったんです。軽井沢らしい静けさや自然が失われていくのかって思うと、悲しくて。
タウナー:それは大きいですね。軽井沢町には自然や景観を守るための特別なルールがあって、土地面積に対して家の面積がかなり厳しく制限されています。そのため、庭の割合が大きくなるので、近所のお庭の状態が、大きく景観に影響します。
ゆめさん:すごく動揺しました。樹が切られている土地を買ってしまうかってなるくらい。とりあえず、タウナーさんに電話しようってなりました。
まさひろさん:あと、もうひと部屋欲しいタイミングでもあったってのもあります。中古物件のリノベーションという選択肢も考えましたが、タウナーさんに紹介してもらった土地が、あまりにも素晴らしくて。

ゆめさん:土地の南側に、守られている森林(保全地域?保安林?)がある土地。ずっと「林の中での暮らし」に憧れていたから、これは買いだ!と思いました。
まさひろさん:老後の夢がもう叶ってしまったかも(笑)。あと、このまま温暖化が進んでしまっても、この林の中なら、夏に涼しく過ごせるかもしれないし。
タウナー:風間さんご夫婦にとっては、2回目の家づくりですよね。
まさひろさん:今は、ドアノブとかの細かいところを決めているところですが、本当に楽しいです。前につくった家とか住んでいた家での反省点を生かしながら進められるのがいいですね。
ゆめさん:子どもたちも大きくなってきて、みんな自分の意見をしっかり持っているから、家族で話し合いながら進められるのがいいよね。
まさひろさん:我が家は、料理と家族団らんが好きなので、パントリーや土間をかなり大きくとってもらいました。自分たちの「こうしたい」を伝えて、こだわるところにはお金をかけるっていう、自分たちなりのメリハリをつけられるのがいいですね。
ゆめさん:子どもたちと、この庭をどうしようかって想像するのが楽しくて。「ハンモックをつけようか」「鶏小屋はどこにつくろう」「ツリーハウスをつくるのはどう?」「離れの小屋をセルフビルドするのもいいね」って感じで、みんなの夢が広がっています(笑)
まさひろさん:土地が広いからこそ、できることがたくさんある。子どもたちの「やってみたい」がどんどん形になっていく感じが嬉しいですし、楽しみです。

タウナー:軽井沢と比べると、御代田での生活はどう変わりそうですか?
ゆめさん:御代田の方がなにかと規制がゆるいんで、子どもがなにか「やりたい」となったとき、実現しやすそう。マカロン屋さんとか、ハーブ園とか、ハーブティー屋さんとか。アイデアが止まらないです。
まさひろさん:御代田は畑が多いので、畑を借りて野菜を育てたいな。渓流釣りができるのも、楽しみです。

ゆめさん:あと、意外と知られていないんですが、子どもの習い事や、普段の買い物って佐久や御代田のほうが選択肢が多いんですよ。学校の送り迎えの時間は増えますが、おけいこやお出かけの移動時間は減りそう。
まさひとさん:御代田に引っ越したら、通学は行きは車、帰りは電車とバスで帰ってきてもらおうと思っています。地域の人や社会との関わりを楽しんでもらいたいですね。
ゆめさん:御代田は最近、すごく盛り上がってきていると感じています。フリースクールが立ち上がったり。移住者の方が多いのもあって。面白そうです。
まさひろさん:賑わってきているのは嬉しいですね。御代田での生活も本当に楽しみです。
タウナー:風間さんご家族の新しい御代田での生活も、きっと素敵なものになりそうです。今日はたくさんのお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
〜インタビューはここまで〜
タウナー不動産では、軽井沢や御代田に移住される方向けに、これからも周辺情報の掲載や、イベントやツアーなどを開催する予定です。また、住まいに関するご相談も常時承っております。


