軽井沢の春はキツツキにご用心!?
軽井沢の別荘管理、相手が自然なだけに気をつけることはたくさんありますが、中でも頭を悩ませるのが「キツツキ」。こいつ、別荘の軒や壁に平気で穴を開けてくる厄介者。繁殖期の2〜5月になると、巣穴を作ったりエサを求めてコンコン!コンコン!一度穴が空いてしまうと、雨や風だけでなく動物や虫などいろいろ浸入してくるので、いくつか対策をご紹介します。
①空いた穴を都度修復する
穴が空いたらその都度自分で塞ぐ方法です。鉄板やステンレス板はホームセンターで安く調達できますし、シンプルで一番手取り早いです。ただ根本的な対策としては難しいかもしれません。別の場所に穴を開けられてはお手上げですし、あまり修理しすぎると見た目も悪くなってしまいますよね。狙われやすい箇所はペンキを塗るという手もあります。
②フクロウの置物を置く
カカシと同じ発想です。キツツキはフクロウなどの猛禽類が苦手なので、狙われやすいポイントに置いておくと近寄りずらくなります。置物ではありますが、穴の近くに置いみたらパタリと被害が止まった人も多いそう。置くだけ特に手間がかからないので一番オススメかも。別荘のデザインもそこまで邪魔するほどではないと思います。
③ネットを張る
それでも中には学習能力の高いヤツもいて、フクロウ作戦が見破られることが稀にあります。「こいつ置物だな〜」と、1ヶ月もすればまた穴を開けにくることも。そういう時は軒下などにネットを張ってしまうのが一番効果的。ただこれにはけっこうお金がかかります。建築会社にお願いした場合、サイズにもよりますが30万円~60万円くらい。写真のネットは少し見栄えが気になりすが、今は見栄えもほとんど気にならないよう必要箇所だけネットを張る方法もあります。
④巣丸太を置く
最後に面白い一説を。キツツキが穴を開けるのはエサだけでなく、寝ぐらと繁殖用の巣を作るのも目的。効果のほどは確かではありませんが、別荘から離れたところに巣丸太を置くことで、誘導に成功した例もあるそうな。
対策は基本的にこの4つですが、正直に言うとこれらでも「100%安心!」というわけではありません。ネットを破いてしまうヤツもいますし。やっぱり自然を相手にするのは難しい。でもある意味これも別荘ライフの醍醐味かもしれませんね。