別荘のメンテナンスに欠かせない水抜きって?

2015年12月10日
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「水抜き」とは冬に水道管が凍って破裂しないよう、水を完全に抜いておく作業のこと。
「え、そんなことするの!?」
冬は-15℃にもなる軽井沢のような寒冷地だと実は一般的に使われている言葉。別荘管理の冬の大切な作業の一つです。寒さが本格的になる前の11月くらいには済ませておくとベターです。
 

軽井沢ならではの水抜き。大きな手順は以下になります。

①水道の元栓を閉める

②各蛇口から水を出しっ放しにする
(トイレ、洗面、キッチン、お風呂、洗濯機、給湯器、湯沸かし器、ガレージなど)

③水抜き栓を開ける(※水が抜けないところは不凍液を流す)

 
軽井沢の別荘や家には必ず、水道の元栓と各蛇口のちょうど真ん中あたりにこの「水抜き栓」があります。開閉レバーは水道のバルブと同じように地下にあったり、各蛇口の隣につけられていたり様々です。
手順としては、まず水道の元栓を閉め、これ以上水が出ない状態にします。次に、キッチン、洗面所、トイレなど各蛇口を開け放しにし水道内の水を出す。これで一通りなくなりますが、まだわずかに残っているので、出し切るために水抜き栓の出番というわけです。
れを開けると、水道と蛇口の間に仕切りが入ると同時に排水栓が開き残りの水が流れ完全に出し切ることができます。
ちなみに、トイレや排水トラップなど、配管が複雑でどうしても水が抜けきらない箇所があります。そういう場所は最後に不凍液を流して対策する必要があります。不凍液はホームセンターなどで2L、1000円程度で買うことができます。トイレなら一度の使用でコップ1杯くらい。他の箇所にも使うとしてもまずはこの量で十分です。
これが手順になりますが、これ、個人で全部やるのはけっこうハードルが高かったりします。隅から隅までくまなくチェックするのは骨が折れますし、給湯器や湯沸かし器なんかは操作が複雑。心配ならまるっと管理会社にお願いした方がいいかもしれません。4月頃には、また使えるようにするまた使える「水出し」もあります。両方セットで頼むと3〜5万円くらいが相場。
定住で使う場合は、水抜きの必要はありませんが、水道管を温めるヒーターのスイッチがつけっ放しにしたり、室内の暖房をつけて対策する必要があります。トイレだけ、洗面だけということであればポイントで温められるコンパクトなパネルヒーターがおすすめです。
ちなみに弊社の事務所ではトイレのパネルヒーターをつけ扉を開け放しにし、洗面からキッチンまでまとめて温める手を使ってます 笑