狙うは“傾斜”と“コンパクト”。軽井沢で高級別荘地向けの手頃な土地を探すコツ

2017年2月13日
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一口に軽井沢といっても別荘地だけでなく、スーパーや学校のある中軽井沢や、追分など定住地として人気のエリアもあり、移住先としての側面も少しずつ注目されています。
それでもやはり軽井沢。旧軽井沢や南ヶ丘といったエリアは昔から変わらず高いステータスを誇り、こうした高級別荘地にこだわって土地を探している方もいるはず。とはいえ中には土地だけで1億円を超えるものも多く、誰もが簡単に買えるわけではありません。
今回は、高級別荘地でなるべくお得に物件を探す方法をご紹介。実はちゃんとコツがあります。うまく探せば他のエリアと変わらない価格で手に入れることができますよ。

1.平坦地と比べ価格が半分以下になることも「傾斜地で探す方法」

まず、土地は平坦地に比べて傾斜地の方が手頃な傾向があります。特に旧軽井沢は値段の差がはっきりしています。「鹿島の森」や「三笠」、「泉ノ里」といった平坦地は一等地としてブランドがあり、特に鹿島の森は坪単価約40万円。対して、北の山側エリアである「三笠パーク」は坪単価6〜7万円ほど。これは軽井沢の西側の追分エリアとほぼ同じ相場です。
鹿島の森と三笠パークの距離は車でたった5分ほど。木々の雰囲気はほぼ同じながら、「平坦地か傾斜地か」、旧軽井沢ではこれだけで相場がかなり変わってきます。傾斜したエリアは、三笠パーク以外にも「せせらぎの森」や「太陽の森」といった別荘地もあり、これらも相場は平坦地に比べて手頃です。
確かに「アクセスのしにくさ」、「建築コストアップ」といったデメリットはあります。アクセスは坂を登る場合が多く、徒歩が大変だったり、車でも積雪や路面が凍結すると登れなくなる場所もあります。建築コストも、水平を保つため基礎工事が大掛かりになる分、平坦地より高くなります。しかし、それを踏まえても総額で平坦地より手頃に抑えられることは確か。夏だけの利用であれば雪のことを考える必要もないですしね。

眺望の素晴らしさと木々の間を漂うような感覚は傾斜地ならでは

軽井沢 景色
何より眺望の素晴らしさは傾斜地だからこそ。浅間山や南アルプスを一望できる区画もあり、価格やブランドに関係なくあえてこういった場所を探し続けている人もいるくらいです。

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景色以外でも上の写真のようにツリーハウスにいるような、木々の間を漂う独特な感覚を味わえたり。別荘であれば利便性はあえて捨て、その場所でしか味わえない非日常性を取るのもアリではないでしょうか。

また、隣同士の似たような区画でも少しずれるだけで角度や木々のバランスが変化して雰囲気が全く違ってくるのが面白いところ。こういった土地にはインターネットで探すだけでなく、現地に何度も何度も足を運ぶことでやっと出会えるもの。
しかも多くの場合、土地は木々に覆われていて伐採しないとハッキリ眺望が分からないものですが、隙間の先を観察し「切ったらどうなるか」をイメージする勘も必要です。出会えたときの嬉しさはひとしお。誰も知らない掘り出し物を見つけに行くような、かなり上級者の探し方です。

2.必要十分でOK!?「コンパクトな土地を狙う方法」

平坦地でも価格を抑える方法があります。それは「コンパクトなサイズ」の土地を狙うこと。
別荘地のほとんどを占める「第一種低層住居専用地域」は、条例で土地を1000㎡(約300坪)以下に切ることができないのですが、ごく稀に150〜200坪前後の土地が出回ることがあります。条例で規制される前の昭和47年10月1日より前に分筆された土地はこの制限を受けません。
軽井沢 南ヶ丘
南ヶ丘・南原は旧軽井沢に次ぐブランド別荘地。そして傾斜地の多い旧軽井沢に比べ南ヶ丘、南原はほぼ平坦地。別荘地を走る道の両脇には美しい並木道が続きます。坪単価の平均は10〜20万円ほど。まともに300坪となると、土地だけで3000〜6000万円ほどしてしまいますが、150坪ならその半分。中にはこちらの物件のように2000万円以下の土地が出ることもあります。
ブランドにこだわりながらも、広さはそこまでなくていい、必要最低限で十分、という方もいるはず。庭の手入れや掃除といった管理も楽ですし、そもそも150坪は十分な広さ。建ぺい率が20%でも30坪の建物が建ちます。
南ヶ丘・南原は平坦地で舗装された道も多いため雪が降ってもアクセスできなくなる、なんてこともありません。1年を通して暮らせるため定住地として選ぶ方もいます。立地面も国道とバイパスのちょうど間にあり、どちらにもすぐに出ることが可能。周辺には大型スーパー「ツルヤ」もあり日常生活の利便性が高いのも魅力です。

まとめ

「平坦地より傾斜地」、「平坦地の中でもなるべくコンパクトな土地」を選ぶことによって高級別荘地でも比較的手頃に土地を手に入れることができます。坂を登るアクセスの難しさや、贅沢な広い庭、といった部分は確かに妥協が必要ですが、それでも本当にそれがデメリットとなるかどうか?自分の中で優先するポイントが明確になるほど、こうした穴場物件を見つけやすくなります。ぜひぜひ、じっくり検討して自分だけの最適な土地を見つけてください。
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