軽井沢で薪割りに挑戦!必要な道具と手順まとめ
別荘ライフの醍醐味の一つ「薪ストーブ」。この薪、ホームセンターに行けば手軽に買うことができますが、ここは一つ薪割りにも挑戦してみてはいかがでしょうか?軽井沢は町に大きな大きな貯木場があり、タダで手に入れることができる環境。一から薪を作るのは大変だけど自分でやった方が絶対に楽しいはず!ということで薪割りの方法をまとめてみました。
【必要な薪割りグッズ】
・斧(大小2つ)
・手袋
・安全靴
・ヘルメット/ゴーグル(チェンソーを使うなら必須)
斧は薪割りに使う大きめのものと、焚き付け用の細い薪を作る小さいものの2つが必要です。
メインの斧は重さが3〜4kgある専用のものがおすすめ。体格や好みによってピッタリのものは変わりますが、あまり軽すぎるとパワー不足ですし、重すぎるとすぐ疲れてしまいます。薪ストーブ専門店で取り扱っているので、いろいろ触ってみてしっくりくるものを探しましょう。
手袋は滑り止めが付いているもの、靴は爪先に金属の防具がついた専用のものが必要です。ヘルメットやゴーグルは、チェンソーを使うなら必要になってきます。
【手順】
1 長さ30cm前後の丸太を探す
さあ、薪割り。貯木場についたら、まずは1本30cm前後の長さの丸太を探しましょう。なぜ30cmかというと、ストーブに収まるちょうどいいサイズだから。市販されているのもこれくらいの長さ。かなり太い薪でもいったん大丈夫です。太い薪は周りから少しずつ割っていく方法があるので、まずは長さに注目して探してみてください。
長い薪しかない場合、「玉切り」といってチェンソーでカットするのですが、軽井沢の貯木場には小さなものもたくさんあるので必ずしも必要というわけではありません。毎日ガンガン使うようになったり、大きな丸太から薪を作ってみたくなったら購入してもいいでしょう。安いもので3万円ほど。高いものだと10万円するものまであります。
2 台座に薪をセットする
ちょうどいい薪が見つかったら斧で割っていきます。っと、その前に薪を置く台座が必要。これがないと勢いで地面を叩いて刃を傷めたり、薪がずれてケガにつながることもあります。特別なものは必要なく太めの丸太があればOK。これも貯木場でついでに入手しておきましょう。
サイズは、薪の頭がベルトよりやや下にくるとやりやすいので、腰の高さから薪の長さを引いた高さ。これを探しましょう。
3 力まずゆっくり振り下ろす
いよいよ割るとき。パコン!と一発で割るために狙う場所は中心よりやや手前。ここがスイートスポット。中心は衝撃を吸収しやすく、奥は柄に負担がかかり折れてしまう原因になります。
そして刃が木の繊維と平行になるように意識し、力まず斧の重さを感じながらゆっくり振り下ろす。上手くいくと驚くほど簡単に真っ二つになります。割るサイズは、燃えやすいといわれる直径15cmくらいに。直径30cmのものなら四分割に。それより太ければ、先ほどご紹介したように周りから少しずつ削っていき、ある程度の細さになったら同じように上から割ります。
また、焚き付け用に直径5〜10cmほどの細い薪もあった方が便利です。ここで小さい斧の登場。すでに割った薪を1つ取り出して、さらに細かくしておきましょう。
4 割れにくい木はクサビを打ってハンマーで叩く
それでもなかなか割れない薪もあります。水を吸ったものやヤニが溜まったもの、枝の節があるものです。コイツらは少しずつ歯を食い込ませて割っていくしかない。そこで役に立つのがクサビ。繊維に押し当ててハンマーで叩いて食い込ませていきます。しばらく食い込んだらいったん外し、もう一度斧をそこにはめ薪とともに叩きつけます。
以上が薪割りの手順。ただし一つ大事な注意点を。割った薪はすぐに使えるわけではありません。芯の水分を完全に抜くため1〜2年ほど寝かせる必要があります。どんなに早くても半年は必要なため、冬に薪割りしたなら最初のシーズンは薪は購入するしかありません。
それでも今年割った分は来年に、来年の分は再来年にというように、割った薪は後々活きてきます。取材で貯木場に何度も足を運んでいるうちに、どんどん薪ストーブ欲が高まっていきます……最初はホームセンターで調達でも、いつか自分で汗をかいて割った薪で!そんな別荘ライフに憧れます。
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