軽井沢でゴミを処理するときに役立ついくつかのヒント

2016年12月15日
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東京から軽井沢町に移住した身として、生活で慣れなかったもののひとつとして、ゴミ出しがある。

今回のブログでは、軽井沢のゴミ出しに関するルールと、自分なりにしている工夫について紹介しようと思う。

 

軽井沢のゴミ出しのルールは厳しい

思い出してみれば、東京のゴミ出しは本当に便利だった。マンションがゴミ置き場などを管理してくれていれば、24時間思い立ったときに出せるわけだし、そうでなくとも家から歩いて数十メートルにゴミ置き場がある。

一方で軽井沢。うちの場合、最寄りのゴミ置き場まで1キロメートル以上。日常的に歩いていける距離じゃない。

また、地域によって収集回数が異なり、回収に週5回来てくれる場所もあれば、週に2回という地域も。

さらに、受け入れ時間が朝6時〜8時半という、寝坊したらアウトという厳しさ。

ただこれには理由があって、野生動物が漁りにくるおそれがあるから。誤って生ごみを屋外に放置すると、短時間でも、カラスとか、タヌキとか、その他野生動物が寄ってくるのでリアルに危険。過去にはクマが餌付けされてしまったこともあったらしく、最悪ツキノワグマが町に降りてきてしまうらしい。

ちなみに夏はさらに時間制限が厳しくなる。1時間しかないので、スケジュール帳にメモっておく必要があるレベル。

余談だけれど、たまに時間外にゴミを出す人がいるけれど、動物と人間が共生できなくなってしまうので、本当にやめてほしいと思う。

そんなわけで、軽井沢のゴミ出しはとても大変です。

軽井沢町のゴミ袋を理解する 

軽井沢のゴミ袋は3種類。燃えるごみ、プラスチックごみ、その他の燃えないごみの3種類。 スーパーやホームセンターなどで有料で売られている。値段はどこで買っても同じ。 

サイズは色々あるけれども、おすすめとしては、燃えるゴミが中サイズ、プラスチックごみが大サイズ。プラスチックは家においておいてもニオイや腐敗がないので、なるべくまとめて出す。

燃えるごみは、後述するけれど、生ごみ処理機と併用すれば、そこそこの頻度で問題ないので、中サイズ。生ごみ処理機がないなら小サイズがいいのかな。

その他のゴミは使用頻度が少ないので、一番小さいものでOK。

じん芥処理場を活用する 

どうしてもゴミの日に出せないのであれば塵芥処理場(じんかいしょりじょう)へ行く、というのが一番手っ取り早い。

じん芥処理場はいわゆるゴミ処理場のことで、日曜日や祝日以外ならだいたい稼働している。

場内はこんな感じ。車で回っていくと、ゴミの種類別に処理する場所を巡れる。だいたいみんな、いつも可燃ごみ不燃ごみエリアに駐車し(10台ほど、車を停める場所がある)、日常のゴミを出していく。 

粗大ごみなども、ここで直接受け付けてくれるので、ある程度大きいサイズのごみを運べる車があるのならば、東京なんかよりもずっと便利かもしれない。

自分の場合は、だいたい土曜日の朝、9時から10時位にこのゴミ処理場に行き、ゴミを出してから、その日の予定をこなす事が多い(だいたい買い物と温泉だが)。以下はある日の一コマ。

場所はこのあたりです。

生ごみ処理機を活用すると家庭菜園も捗る 

ただし、じん芥処理場に毎日行くのはなかなか難しいため、生ごみをどのように処理するか、という問題が出てくる。軽井沢は常に湿気が高く、夏場は東京なんかよりもカビやすいこともあり、生ゴミだけはなるべく処理したいところ。

そこで良いアイデアが。軽井沢町では、生ごみ処理機を購入する際に、最大で半額処理してもらえる制度があるのだ。

生ごみ処理機等の購入補助制度 | 長野県軽井沢町公式ホームページ

 

ちなみに自分が買ったのは、パナソニック製のこちら。値段はサイトや時期によって、変動すると思うけれど、自分が買ったときの価格は51,304円。半額なので2.6万円くらいの自己負担で購入できる。

この生ごみ処理機、非常に優秀で、6〜9時間ほどで生ごみを肥料に変えてくれる。肥料になった生ごみは嫌な匂いがまったくなく、あえて言うなら、果物のカスなどが多い場合は、ドライフルーツのようなフルーティーな残り香が出る程度。

余談だが、うちはコールドプレスジュースを毎朝飲んでいるため果物のカスが多いので、毎回ほのかな香りがする肥料が出来上がる。まあ肥料のニオイを嗅ぐのもちょっと変な姿なのだが、実際はけっこういい感じ。これを庭に埋めると、その土地から、元気な野菜を作ることができます。なんかこういうのいいよね。

このごみ処理機、軽井沢に来てから買ってよかった家電のひとつです。生ごみを溜めておくことによるストレスもなくなるので、おすすめ。 

ということで、今回は軽井沢のゴミ出しに関するルールの紹介と、それに関わる暮らしぶりや、ごみ処理のアイデアをまとめてみた。郷に入れば郷に従え。ルールは厳しいけれども、そのルールを破らない範囲で色々工夫してみると、軽井沢でもストレスなく暮らせるはず。

ということで、このブログ記事が、いつか誰かの役に立ちますように。

このブログについて:2015年に東京都から軽井沢に移住した櫻井泰斗さんのブログを再編集してお届けしています。

新幹線通勤しようと思った背景はこちらの記事に書いています。

櫻井泰斗
2015年に東京都文京区から軽井沢町へ移住。移住当初から「#軽井沢から通勤するIT系会社員のブログ」を運営。Twitter上で、軽井沢の移住者や移住希望者をつなぐコミュニティをつくる。移住に関する情報交換や、移住者間のコミュニケーションを活発にした。2020年コロナ禍をきっかけに夫婦でYouTube活動を始める。軽井沢での暮らしや観光情報を発信している。
Youtubeアカウント:さくらい夫婦の 軽井沢チャンネル

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