信州サーモンの隠れた名店。軽井沢の別荘族が愛して止まない『ムーラン・ド・ラ・ヴァレー』
暑さから開放され、都会の喧騒を忘れさせてくれる軽井沢。緑の中の散歩は観光の醍醐味ですが、もうひとつの大きな楽しみといえばお土産選び。「何を買って帰ろう」。帰りにそんな風に選ぶ時間はハズせない。軽井沢はお土産のバリエーションが本当に豊富で、「沢屋」のジャムや、「浅野屋」のパンなどが代表的。しかしここはあえて変化球で。普通のお土産候補には出てこない、別荘族が密かに愛する「ムーラン・ド・ラ・ヴァレー」のスモークサーモンをご紹介します。
場所は軽井沢の町のはずれ。バイパスから小道を折れた先。一目ではわからないほど小さな門構えで、初めて観光に来た人はまず見つけることができないお店。しかし、ここにツウの舌を唸らせる絶品スモークサーモンがあるんです。使う品種は、ニジマスとブラウントラウトを交配させた「信州サーモン」。濃厚な甘みにキメの細かな肉、そしてさっぱりとした口当たりのギャップが特徴的。これがまた絶妙のバランスで、とにかく日本人なら誰でも「ウマい!」と感じてしまう味。
それを、ナラのスモークチップを使い6日間かけて燻製。香りを身の深くまで浸透させるため、あえて長い時間をかけじっくりじっくりと……。昔ながらの手仕事にこだわりこれだけの日数をかけるということで、効率だけを考えたら決していい方法ではないかもしれません。しかし納得できる味を出すために頑なにこのルールを守っているそう。毎日の気温や湿度の変化に気を配りながらやるので、その工程はかなり繊細でハードなはず。
そうして出来上がったスモークサーモン。オススメの食べ方はズバリ「そのまま」。このスモークサーモン、とにかくお酒に合いすぎる!肴として絶品で、別荘族の中には軽井沢に来たら真っ先にここに寄る人もいるほど。そしてワインやお気入りの酒を買いこんで、ゆっくり別荘で楽しむ。それはもう至福のひとときでしょう。
もちろんお土産にもOK。旅のみやげ話も肴に加えて、友達同士でワイワイやるのは楽しそう。普通のおつまみではまず見かけない、思わぬ変化球にテンションも上がるはず。他では、オリーブやタマネギなど野菜とのマリネがオススメ。ディナーのメニューに添えればテーブルも華やかに。またサーモンはいろんな食材と合わせやすいので、アレンジして一品料理にするのもアリ。
「もともとコックとして働いていたのですが、軽井沢でたままたここのスモークサーモンを食べたんです。そしたら美味しいのなんのって。そのときはおばあさんが一人でやっていて、聞くともうすぐ店を閉めると言うんです。この味が途絶えるのはもったいなさすぎる、そう感じて店を引き継がせてくれないかとお願いしました。今考えると、ふらっと入っただけなのにけっこう運命的な出会いでしたね(笑)」
そう話すオーナーの近藤さんは、まだ40代ながらたしかな腕でこの味をしっかり受け継いでいます。軽井沢の気候や環境に合わせたサーモンを提供するため、今も試行錯誤しながら作り方や味を研究し続けているという。
最近テレビに取材されたこともあり、これから注目度は高まっていきそう。昔からのコアなファンは、少し寂しい気もするかもしれませんが美味しんだから仕方ない。新しいお土産の候補として挙がってくるのは時間の問題かもしれませんよ。
『ムーラン・ド・ラ・ヴァレー』
住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉859-1 レストランシャレー裏コテージ1
アクセス:軽井沢駅から車で約10分、中軽井沢駅より徒歩20分
電話番号:0267-31-0546
営業時間:10:00〜19:00
定休日:不定休
詳細:http://karuizawa-kunsei.jimdo.com/
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