【保存版】本当は教えたくない!? 軽井沢の不動産屋が勧める紅葉の穴場スポット7選
軽井沢のといえば夏の避暑地をイメージしますが、実は秋になると紅葉の一大スポットへと様変わり!高地のため気温が低く、他より1ヶ月ほど早くシーズンが到来(10月下旬〜11月上旬)するので、今からすでにソワソワしている人もいるはず。
10月の下旬にはピークを迎えます。ということで今回は外せないスポット….ではなく混雑をあらかじめ予想して、「タウナー不動産」が穴場スポットを7つご紹介!森の別荘地、軽井沢。通りを何気なく走っていてもビックリするようなスポットに出会うことも。素晴らしいのは何も有名どころだけではありませんよー!
1 雲場池の奥にたたずむ隠れ家的なカフェから(旧軽井沢)
軽井沢でメジャーな紅葉スポット『雲場池』。ネットで「軽井沢 紅葉」と検索するとまずヒットするところですね。一周20分もの遊歩道、覆い尽くす紅葉のボリューム。湖とのコントラストはどこを取っても絵になり、晴れた日には湖面にハッキリと像が映し出されます。
シーズンはたくさんの人が訪れますが、そのまま紹介するんじゃつまらない、ということで特別な穴場スポットへ。
このカットは雲場池の隠れ家的カフェから撮った一枚。ピークを前に静かに色づきはじめる瞬間を撮影したものです。まず、このアングルからの写真はネットを探しても出てきません。というのもここ、湖畔の別荘を借りてひっそりと営業しているお店。静かな環境で時間を過ごしてもらいたいという想いから情報は非公開なんです。
人混みから隔離された空間、水辺を優雅に泳ぐ鴨、そこに生まれる波紋……これが本来の雲場池の楽しみ方かもしれません。ぜひ雲場池を一周して探してみてください。この景色を眺めながらの温かいコーヒーは、軽井沢の凛とした寒さも相まって格別ですよ。
アクセス:JR「軽井沢」駅から約1.7km(車で8分)
2 江戸時代へタイムスリップ。レトロ&紅葉のコントラスト『追分宿』(追分)
続いては、軽井沢の西側「追分エリア」へ。観光客のほとんどが訪れるのは旧軽井沢エリア。車で15分と少し離れるものの、こちらはどこか渋い独特の空気。ちょっと玄人好みの場所かもしれません。
中でも、名所『追分宿』は、江戸時代に宿場町として栄えた歴史を持ち、石畳を歩けばタイムスリップしたような感覚に。レトロな通りと紅葉のコントラストはここならでは。脇にはこだわりのカフェや蕎麦屋、古書店まで並び歩くだけでも楽しめるボリューム感です。
実は、道を1本脇に入るとそのまま南の別荘地へ続く秘密の散歩道があるんです。特に「追分文化村」、「啓明」といった地帯は整然とした並木道が続き、ここも紅葉がすごい!車通りはほぼなく静寂の中のゆったり散策できます。周辺には別荘族の通う隠れ家的レストランもあるので、ランチやディナーにぜひ。
アクセス:しなの鉄道「信濃追分駅」から約1.6km(車で5分)
3 まるでヨーロッパの運河。優雅に流れる時間『御影用水』(追分)
この業界に入って初めての頃、あまりにも同業の方たちが「御影用水はスゴい」と言うので、行ってみたんです。追分宿から車で5分。マップ上ではただの用水路なのですが、現地でその姿を見てビックリ。まるでヨーロッパの運河! オランダの田園風景を思わせます。
幅はかなり広めにとられており、両サイドに広がる紅葉を眺める時間は優雅そのもの。とても浅く、冬の軽井沢の気温でも水が凍らないよう40年以上も前にこの形に行き着いたそう。ワンちゃんがいれば遊ばせることもできそう。水辺を走る姿を写真に収めてもいいですね。
水路沿いは別荘地としても相当な人気で、空きが出ればすぐに埋まってしまうほど。なので脇に建つのはほとんどが別荘。観光客は滅多に訪れないものの、プライベートに楽しんでいる人もいるので配慮はお忘れなく。
アクセス:しなの鉄道「信濃追分駅」から約3.0km(車で5分)
4 高台の並木道『からまつの森』。ここまで来れば紅葉ツウ(千ヶ滝)
軽井沢にはいろんな別荘地がありますが、中でも一番高台にあるのが「からまつの森」エリア。中軽井沢の駅から星野リゾート方面にぐっと登ったあたり。落葉樹がほとんどを占める他のエリアとは異なり、針葉樹であるからまつの紅葉が楽しめます。実はからまつは日本でも数少ない紅葉する針葉樹。道に広がる赤の絨毯に上を覆い尽くす紅葉。360°包まれた一本道は圧巻です。
ココ、星野リゾートより北に位置するからなのか、ほとんど観光客は来ません。シーンッとした静寂の中、紅葉を楽しみたい方は特にオススメ。空気もどこか凛としていて僕も一番好きな場所です。
ちなみに千ヶ滝エリアの紅葉はけっこう広範囲。アップダウンもあるので、散策というよりはドライブコース向きかもしれません。旧軽井沢を訪れたらぜひ少し北上してみてください。穴場と呼ぶにふさわしい景色ですよ。
アクセス:しなの鉄道「中軽井沢」駅から約6.4km(車で20分)
5 グルメロード『塩沢通り』。食も楽しみたい欲張りなアナタヘ(南ヶ丘)
軽井沢屈指のグルメロード「塩沢通り」。旧軽井沢から西側へ車を走らせること10分。国道とバイパスを結ぶこの一本道には、フレンチやイタリアンなど軽井沢を代表するビストロが点在。中には別荘族御用達のお店も。
もちろん軽井沢らしい並木道あってのスポットで、秋になればいっせいに色づき紅葉のトンネルに。軽井沢のグルメ、そして紅葉をまとめて楽しむことができます。個人的にイチオシは、カフェ「離山房」。かつてジョン・レノンも通っていたというお店の中にはお宝写真がズラリ。昔から変わらず味を守り続けるコーヒーは、一口飲めば軽井沢の歴史を感じることができるはず。
周辺は高級別荘地「南原エリア」。コレ、別荘を持っていれば全部徒歩で楽しめるでしょ、ということで羨ましい限り! 通過したが最後、別荘が欲しくなる。そんな魔性の通りです。
アクセス:JR「軽井沢」駅から約4.0km(車で10分)
6 星野リゾートへ続く裏ルート。朝日で輝く水辺がアクセント(中軽井沢)
地元の人だけが密かに使っている裏道。こちらも出し惜しみせずご紹介します。中軽井沢にある「長倉神社」から星野リゾートへ続く散歩道。ここも人通りはほとんどなし。ハルニレテラスへは車でアクセスする人がほとんどなのか、入り口がちょうど隠れているからなのか、まさに穴場。
オススメの時間帯は早朝。キリッとした空気の中、光を浴びて輝く水辺と紅葉の燃えるような赤。ハルニレテラスで働く人の中には、ここを散策したいがために、車を使わずにわざわざ歩いて通勤するなんて人もいるんだとか。
ハルニレテラスには、蕎麦やイタリアン、カフェなども充実しているので、そのままランチもオススメ。歩き疲れたら星野温泉「トンボの湯」が待ってますよ。シーズンは露天風呂からも紅葉を眺めることが可能です。距離にして1kmとちょっと。散策にはちょうどいい長さも嬉しいです。
アクセス:しなの鉄道「中軽井沢」駅から約600m(徒歩10分)
7 眼下は赤の絨毯…南アルプスも一望!『天空カフェ・アウラ』(旧軽井沢)
最後はスペシャルなスポットを。軽井沢はカフェの激戦区でもありますが、その中でもここ『天空カフェ・アウラ』は、山から紅葉を一望できる特別なカフェ。
旧軽井沢の三笠通りを10分ほど登って行くと….駐車場らしきものを発見。「本当にここ?」と疑ってしまいますが、角を曲がるとそこには山肌にせり出した広大なウッドデッキが! ここから見降ろす景色はまさに赤の絨毯。軽井沢の別荘地、街並み、そして南アルプスまで一気に望めます。文字通り天空にいるような感覚で、運が良ければ雲海に出会えることも。紅葉とは少し違うかもしれませんが、特別な時間を過ごすなら狙わないわけにはいかないスポットです。
道のりは一見ハードですが実際に行ってみるとそこまで。車であれば旧軽井沢の名所をまわり、その足でカフェタイムという使い方もできますよ。
アクセス:JR「軽井沢」駅から約6.1km(車で20分)
いかがでしたか。今回は7つご紹介しましたが、実はまだまだ僕らでも発見できていないポイントはたくさん眠っています。紅葉は気温がぐっと下がったポイントに集中しますが、標高1000mに位置する軽井沢は言うなれば街全体が紅葉。一番最初にも述べたように、有名スポットの脇道を曲がるともっと素晴らしい紅葉が隠れていた…..なんてこともザラです。今年訪れるなら、誰も知らないスポット探しも兼ねてみてはいかがでしょう。来シーズンまで待ち遠しくなりますよ!