軽井沢なのに軽井沢じゃない!?「北軽井沢」の不思議

2016年1月12日
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一口に軽井沢と言っても、中はいろんなエリアに分かれています。最も歴史のある「旧軽井沢」、アウトレットもある駅周辺の「新軽井沢」、定住者に人気の「中軽井沢」など。そして北の浅間山に近い「北軽井沢」という場所があるんですが、人によっては「ここは軽井沢ではない」という人もいて、ここだけ微妙な立ち位置……どうして北軽井沢だけそう言われるのか、気になったので調べてみました。
 

軽井沢ではないと言われる理由

まず北軽井沢とはどんな場所なんでしょうか?
北軽井沢マップ
①アクセス:軽井沢駅から北へ約20km
②標高:1000〜1400m
③群馬県にある!

 
デカイですね。旧軽井沢や新軽井沢と比べるといかに広範囲かがわかります。北軽井沢があるのは浅間山の北東一帯。他のエリアが浅間山の南に広がるのに対して、ここだけ北側。反対から望む格好ですね。距離も軽井沢の中心から車で30分とかなり離れています。
そして、に注目してほしいのですが、ここ、実は群馬県です!最初にご紹介した各エリアは全て軽井沢、長野県ですがここだけ群馬県。嬬恋村の南側、東吾妻町の西側の一画に位置しています。「軽井沢ではない」と言う人がいる一番の理由はコレです。
それにしても、なんで軽井沢のカテゴリーに含まれるのでしょう?そもそも歴史を遡ると、もともと軽井沢とは旧軽井沢一つだけだったのです。それが避暑地としてどんどん人気が出てきて、周辺エリアも注目され、新軽井沢や中軽井沢といった地名が便宜的に生まれていった。
もともとあった正式な名前ではないんですね。おそらく北軽井沢も群馬や南嬬恋と呼ぶより、こう名乗った方が名前が広まりやすい、そういうことでしょうか。群馬県なのに不思議ですよね。
とはいえ、実際には軽井沢の他のエリアと同じように別荘地として人気があります。別荘の数はおよそ9000戸。どこまでも野原が広がる風景は北海道を彷彿とさせますし、「北」と付くだけあって気候は一段と涼しくて夏は気持ちいい!高原野菜の直売所がたくさんあり、酪農も盛んなのが特徴です。
物件の価格も抑えめで、定住地として選ぶ人もいるようです。ただ冬は他エリアよりも寒いです。ときにマイナス20℃に達する日もあるほど極寒の場所。
まだ訪れたことのない人はぜひ行ってみてください。少し遠いですが、道はシンプルで渋滞も少ないのでドライブにもおすすめです。さらに車で30分ほど北へ行けば草津温泉にもアクセスできますよ。
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