「和」朝食の隠れ家『御厨(みくりや)』で炊立てごはんの定食をいただく

2016年5月19日
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軽井沢でとっておきの「和」朝食がいただける隠れ家

「隠れ家的な雰囲気で和食の朝ごはんが食べられるとっておきの店ない?」。たまに友達が軽井沢に遊びに来ることもあって、こう聞かれるたびに連れて行くお店があります。
御厨 軽井沢
それが中軽井沢にある『御厨(みくりや)』。開店は朝の7時。築130年の古民家をリノベーションした一画に暖簾をかまえる、レトロな雰囲気たっぷりの和食屋さんです。
場所は国道18号バイパス「塩沢」交差点近く。塩沢湖や風越公園へ向かう道からすぐ路地裏に入ると、木立に覆われた古民家が現れます。看板には確かに「MIKURIYA」の文字が。
130年前といえば明治時代。当時の保養所を移築したそうで、中に入ると面影をそのまま残しているであろう立派な梁がお出迎え。シルバーのダウンライトによってモダンな雰囲気がプラスされていて、オレンジの柔らかい光が印象的です。
御厨 軽井沢
カウンター奥の厨房に目をやると大きな釜戸が。もともと一室があった部分の壁を大胆に抜き広い空間を確保。釜戸の炊き立てご飯がここの大きな売りでいい匂いが席まで伝わってきます。
 「合いがも農法で育てた米を、長野県の和田峠で湧き出る軟水の名水「黒曜の水」を使いこの釜戸で一気に炊き上げます」。開店に向け番頭さんが朝5時起きで準備します。ちなみに合鴨農法とは、農薬を使わずに水田に合鴨を放し害虫を食べてもらう農法のこと。そんな説明を聞くうちにどんどんお腹が空いてきました。

この日はとろろと鳥の味噌焼き。「御厨御膳」がおすすめ

御厨 軽井沢
メニューは、「とろろ汁御膳(1250円)」、「味噌焼き鳥御膳(1350円)」、そして両方まとめて楽しめる「御厨御膳(1550円)」の3つ。どうせならと「御厨御膳」を注文。季節によってメニューは変化するそうですが、小皿料理のように一つ一つのボリュームもちょうどよくこれがおすすめ。
炊き立てのご飯がおひつで運ばれてきます。鳥、そば豆腐、野菜の白和えに煮物、優しい味付けだけどどれもご飯が進む進む。とろろは、味噌でほんのり風味を効かせてあってそのままごはんにかけるだけ。少し酸味のある味は新鮮で気付いたらこれだけで1杯たいらげていました。
おかわりは+100円でおひついっぱいで出してくれるのでたくさん食べる人でも安心。もちろん注文しそのままおかずも完食しました。ちなみにランチも営業。テラス席もあり夏は木々の中でいただくのもよさそうです。

古民家の名は『HUB 緑友荘』。事業を始める方のためのレンタルオフィス

御厨 軽井沢こちらの古民家、実は『HUB 緑友荘』というシェアオフィス。有志でこの古民家をリノベーションし、一画の御厨さん以外にも軽井沢で新しくお仕事をされる方向けに部屋を貸し出しています。2階がオフィススペースで1階はセミナールーム。
軽井沢でシェアオフィスと聞いて、東京のように需要があるのかなと思っていましたが訪れたときはすでに満室。少しずつニーズが高まってきている感じがしました。定期的にイベントも開催されていて今後も注目の施設です。
そんなこんなでお店をあとに。静かに朝を楽しめる隠れ家なんですけど、また友達に紹介してしまいそうです。ご馳走さまでした。
 

『御厨(みくりや)』

住所:長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉727
TEL:0267-46-2234
アクセス
・しなの鉄道「中軽井沢」駅:約2.6km(車で8分)
・JR「軽井沢」駅:約5.0km(車で12分)
営業時間:7:00~16:00
定休日:水
詳細:http://hub.visitor-center.jp/project/cafe/
 
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